購入者さん

評価 4.00

投稿日：2018年12月10日

今巻もとてもおもしろい。
見所としては、高天神城陥落における撤退戦と、その絶望的な状況でも戦い抜いた武田軍の姿から生きる事の価値を学んだレイリの心境の変化だと思います。
同時にこんな戦況の中でもレイリ、信勝の両者に淡い恋心が生まれているようですが、どちらも悲恋に終わるだろう事が予測できるので無情さを感じてしまいます。
今後の展開の伏線もあちこちにちりばめられていて、物語がどう進むのか続きが気になります。
信勝は諦めずに色々と策を打っていますが、破滅を覚悟しているかのような印象もありますね。「負けた場合のその先を考える」これがどこまでの負けを言っているのか・・・。
自分が死んだ先、レイリだけは助けようという言葉に思えて仕方ありません。

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