内容紹介（「BOOK」データベースより）

凶暴な盗賊が一膳飯屋に立てこもり、幼子を人質にとった。手を出せぬ同心たちを尻目に、涼しい顔で歩み寄り、あえて盗賊を挑発…電光石火の早業で子どもを救った男ー新しく火盗改に配属された、同心・佐治剣之介である。この剣之介、まるで町の不良のような態度で、まことに無礼で不遜。それもそのはず、金貸しの道楽息子として鉄火場で暴れていたところを、火盗改長官・長谷川平蔵に引き抜かれたという、なんとも異色の経歴をもつ同心であった。だが、この型破りで常識知らずの男には『最強の同心』とも言える資質が秘められていた…。武家の礼やしきたりをくつがえす、破天荒な痛快捕物帳！

著者情報（「BOOK」データベースより）

早見俊（ハヤミシュン）
１９６１年４月、岐阜県岐阜市に生まれる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）