購入者さん

評価 5.00

投稿日：2019年04月09日

表面的な日常系のほのぼの感とは裏腹に、作者が水面下にそっと忍ばせる不穏さによって、キリキリと差し込むような痛みを読者は突き付けられます。いやぁ、前巻に続いてまたまた盛り上がってまいりました！「大都会岡山のローカルアイドル」としては「不動のエース」のれおが、東京に上京するとなると、初イベントに選んだ場所が・・・とか、憧れのあの場所が・・・とか。この巻では、ChamJamを支えているアレやコレが、それほどしっかりしたものではないという戦慄の事実が顕わになるので、とにかく必読の一冊です。えりぴよさん、その想いを最後まで貫けるのだろうか。
ところで、たった今、気がついたんだけど、裏表紙の内容紹介、たぶんアイドル業界のことを全然知らない編集者が書いたものだと思うけれど。「岡山県で活動するマイナー地下アイドル」って・・・これダメだろ。地下アイドルって、基本的に借り賃の安い地下室にあるスペースで自主活動しているカテゴリーだからな？最近は言葉の意味が多少は広がってきたらしいが。とにかく、ローカルでもTVCMに出たChamJamは、絶対に地下アイドルじゃないから。

1人が参考になったと回答