文庫 亡命者トロツキー 1932-1939 (草思社文庫)
ジャン・ヴァン・エジュノール
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商品情報
- 発売日: 2019年04月03日頃
- 著者/編集: ジャン・ヴァン・エジュノール(著), 小笠原 豊樹(訳)
- レーベル: 草思社文庫
- 出版社: 草思社
- 発行形態: 文庫
- ページ数: 296p
- ISBN: 9784794223906
- 注記: 『トロツキーとの七年間』改題書
商品説明
内容紹介(出版社より)
トルコ領プリンキポ、フランス、ノルウェー、そしてメキシコ・コヨアカン。
ソヴィエトからスターリンによって追放された革命家トロツキーと、
1932年から1939年までの7年間をともに行動した若きフランス人秘書が綴った回想記。
トロツキーの人間像が鮮烈に立ち上がってくる。
…もちろんこの本は貴重な一次資料として、歴史学者やトロツキー研究家の役に立つだろう。
だが、私たち一般読者にこの本が与える印象は、無味乾燥な資料ではなく、独特の奥行きをもつ記録文学のそれである。
ヴァン・エジュノールの言う「一見なんの面白味もない細部」の列挙を辿るうちに、私たちの眼前には1930年代という
慌しく奇っ怪な時代背景が浮かびあがり、その背景の前でスポットライトに照らし出されるのは、言うまでもなく、
類い稀な強さと、時には私たち読者の微苦笑や溜息を誘うような弱さとを兼ねそなえた生身のトロツキーそのひとである。
(小笠原豊樹「訳者あとがき」より)
解説:牧村健一郎(ジャーナリスト)「メキシコ時代の足跡を歩く」
第1章 プリンキポ
第2章 フランス
第3章 ノルウェー
第4章 プリンキポ
内容紹介(「BOOK」データベースより)
トルコ領プリンキポ、フランス、ノルウェー、そしてメキシコ・コヨアカン。スターリンに追放された革命家と行動をともにした若きフランス人秘書が綴った7年間の回想記。人間トロツキーの姿が鮮烈に甦る。
著者情報(「BOOK」データベースより)
ヴァン・エジュノール,ジャン(van Heijenoort,Jean)(ヴァンエジュノール,ジャン)
1932年10月、20歳のときトルコ領プリンキポ島に亡命していたトロツキーの個人秘書となり、以後1939年11月まで、フランス、ノルウェー、メキシコでトロツキーとともに過ごす。その後アメリカのトロツキー活動家となる。記号論学を専攻。アメリカ・ブランダイズ大学名誉教授。1986年、メキシコで没する
小笠原豊樹(オガサワラトヨキ)
1932年生まれ。2014年没。2014年に著書『マヤコフスキー事件』で第65回読売文学賞(評論・伝記賞)受賞。また岩田宏名義で、詩をはじめ随筆、小説、評論を多数発表。1966年に『岩田宏詩集』で藤村記念歴程賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(3件)
- 総合評価
- 4.33
-
(無題)
- jpwkj
- 投稿日:2020年05月29日
本書は、表紙にトロツキーの写真も在るが、本人による何かの文章が収められているのではない。“亡命者”として各地に在ったトロツキーの周囲には、彼の身近で仕事をした、或いは交流が在った色々な人達が居た訳であるが、そういう人達の1人による回顧録が本書の内容ということになる。
本書の内容は、著者のエジェノールが記憶している限りの見聞を実に淡々と綴っているという内容だ。全く「トロツキーの亡命生活」というものを客観的に描く“1次史料”という性質さえ帯びていると思えるのだが、これが「名状し悪い独特な味わい」のようになっている。そしてそういう一面に引き込まれながら本の頁を繰ることとなった。
トロツキーは色々な意味で“ビッグネーム”である。が、“亡命者”という不安定な立場、そして執念深く抹殺を図ろうとしているソ連政権の関係者が亡命先に色々と揺さぶりも掛けるというような状況下に在る。他方で亡命時代に色々な著作が在ることが知られているが、“作家”のような活き活きとした活動も在り、方々の左派運動の精神的支柱、理論家という側面も保持していた。そういう“特殊”な感じの他方に、状況が許せば釣や近所の散策を愉しんでみたり、心憎からず思った女性との関係や永年連れ添った妻との複雑な関係が在るという“普通”の男でもあった。更に、彼と妻は「子ども達に先立たれてしまう」という不幸に見舞われたことも在った訳だが、そういう面でも“普通”な男だ。
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