![検証「戦後民主主義」わたしたちはなぜ戦争責任問題を解決できないのか[田中利幸]](https://tshop.r10s.jp/book/cabinet/0032/9784380190032.jpg)
検証「戦後民主主義」 わたしたちはなぜ戦争責任問題を解決できないのか
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商品説明
内容紹介(JPROより)
なぜ日本は「戦争責任問題」を解決できないのであろうか。
この疑問について考えるためには、単に日本の「戦争責任意識の欠落」だけに視点を当てても解決できない。日本の「戦争責任問題」は、米国の「自国ならびに日本」の「戦争責任」に対する姿勢と複雑に絡み合っていることを知る必要がある。さらには、その絡み合いが日本の「戦後民主主義」を深く、強く性格づけてきたのであり、そうした歴史的経緯の結果として、多くの日本人の「戦争責任意識の欠落」と現在の日本政府の「戦争責任否定」があることを明確にする必要がある。
本書の目的は、そのような日米の「戦争責任問題」の取り扱い方の絡み合いを、空爆、原爆、平和憲法の3点に絞って分析し、どのようにそれが絡み合っているのかを検証することにある。さらには、その絡み合いの最も重要な要素の一つとしての「記憶」にも焦点を当て、日米の公的「戦争記憶」がいかにして作られ、今も操持されているのか、その「公的記憶」に対して、我々市民が「歴史克服のための記憶」の方法を創造していくにはどうすべきかについても検討する。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
空爆・原爆・平和憲法をキーワードに、日本とアメリカの「戦争責任問題」を分析。加害責任の切り落とされた「戦争記憶」はいかに作られ今に至るのか!?私たちは「歴史克服のための記憶法」をどのように創造するか!?
目次(「BOOK」データベースより)
序文 アジア太平洋戦争と「戦後民主主義」/第1章 米軍による日本無差別空爆と天皇制ファシズム国家の「防空体制」/第2章 「招爆責任」と「招爆画策責任」の隠蔽ー日米両国による原爆神話化/第3章 「平和憲法」に埋め込まれた「戦争責任隠蔽」の内在的矛盾ー前文と9条活用への展望に向けて/第4章 象徴天皇の隠された政治的影響力と「天皇人間化」を目指した闘い/第5章 「記憶」の日米共同謀議の打破に向けてードイツの「文化的記憶」に学ぶ
著者情報(「BOOK」データベースより)
田中利幸(タナカトシユキ)
歴史学者(専攻は戦争犯罪史、戦争史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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