内容紹介（出版社より）

〜いままで黙っていた「家族」のこと〜

21年前の朝、目が覚めたらぼくは「殺人犯」の息子になっていたーー
いじめ、差別、婚約破棄・・・・・・
迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。

「生きづらさを感じている人にこそ読んでほしい・・・・・・」
和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす「罪と罰」、
そして「生きること」の本当の意味。
●プロローグ　〜長いお別れ〜
●第1章　狂騒 〜ぼくの目に映った事件の真相〜
●第2章　宿命 〜ちょっと奇妙な家族の物語〜
●第3章　絶望 〜終わりのない“断罪”の日々〜
●第4章　葛藤 〜「死刑囚の子ども」という十字架〜
●第5章　覚悟 〜やっと見つけた自分らしく生きる道〜
●エピローグ　〜母と笑い合える日〜


ぼくは床に倒れたまま、前の晩、母と交わした会話を思い出していた。
「明日の運動会、大丈夫だよね？」
「大丈夫や。超豪華弁当をつくっちゃるから、頑張れよ」
母はそう言うと、親指を立てて笑った。
なぜそんなことを尋ねたかといえば、子ども心になんとなく胸騒ぎがしたからだ。
「大丈夫や」と笑った母は、朝起きるといなくなっていた。
以来21年間、ぼくは一度も母に触れることができないでいるーー「プロローグより」

内容紹介（「BOOK」データベースより）

２１年前の朝、目が覚めたらぼくは「殺人犯」の息子になっていたーいじめ、差別、婚約破棄…迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす「罪と罰」、そして「生きること」の本当の意味。

目次（「BOOK」データベースより）

プロローグー長いお別れ／第１章　狂騒ーぼくの目に映った事件の真相（ぼくたちの運命を変えた家族カラオケ／徹夜のマージャン、用水路へのゴミ捨て　ほか）／第２章　宿命ーちょっと奇妙な家族の物語（「やってるわけないやろ」／母だけについた「殺人未遂容疑」　ほか）／第３章　絶望ー終わりのない“断罪”の日々（友だちとの永遠の別れ／「カエルの子はカエルやな」　ほか）／第４章　葛藤ー「死刑囚の子ども」という十字架（バスケの試合中に浴びたヤジ／消したくても消えないおぞましい記憶　ほか）／第５章　覚悟ーやっと見つけた自分らしく生きる道（強すぎる結婚願望／両親とも「交通事故死」というウソ　ほか）／エピローグー母と笑い合える日