![時間は存在しない[カルロ・ロヴェッリ]](https://tshop.r10s.jp/book/cabinet/7902/9784140817902.jpg)
時間は存在しない
- | レビューを書く
2,200円(税込)送料無料
この商品が関連するクーポン・キャンペーンがあります(10件)開催中のキャンペーンをもっと見る
※エントリー必要の有無や実施期間等の各種詳細条件は、必ず各説明頁でご確認ください。
- 【ポイント5倍】図書カードNEXT利用でお得に読書を楽しもう♪
- 【スタンプカード】本・書籍を1,500円以上購入でスタンプ獲得!
- 【楽天ブックス×楽天ウェブ検索】条件達成で10万ポイント山分け
- 【楽天モバイルご契約者様】条件達成で100万ポイント山分け!
- 条件達成で本全品ポイント2倍!楽天ブックスの読書管理アプリを使おう
- 本・雑誌在庫あり商品対象!条件達成でポイント最大10倍 2025/6/1-6/30
- 【楽天ブックス×楽天ラクマ】条件達成で10万ポイント山分け!
- 【Rakuten Fashion×楽天ブックス】条件達成で10万ポイント山分け!
- 条件達成で楽天限定・宝塚歌劇月組貸切公演ペアチケットが当たる
- 【楽天24】日用品の楽天24と楽天ブックス買いまわりでクーポン★
商品説明
内容紹介(出版社より)
時間の常識を根底から覆す!
時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもない──。“ホーキングの再来”と評される天才物理学者が、「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開しながら、時間の本質を明らかにする。本国イタリアで18万部発行、35か国で刊行予定の世界的ベストセラー!
もっとも大きな謎、それはおそらく時間
第一部 時間の崩壊
第一章 所変われば時間も変わる
第二章 時間には方向がない
第三章 「現在」の終わり
第四章 時間と事物は切り離せない
第五章 時間の最小単位
第二部 時間のない世界
第六章 この世界は、物ではなく出来事でできている
第七章 語法がうまく合っていない
第八章 関係としての力学
第三部 時間の源へ
第九章 時とは無知なり
第一〇章 視点
第一一章 特殊性から生じるもの
第一二章 マドレーヌの香り
第一三章 時の起源
眠りの姉
日本語版解説
訳者あとがき
原注
内容紹介(「BOOK」データベースより)
時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもないー。“ホーキングの再来”と評される天才物理学者が、本書の前半で「物理学的に時間は存在しない」という驚くべき考察を展開する。後半では、それにもかかわらず私たちはなぜ時間が存在するように感じるのかを、哲学や脳科学などの知見を援用して論じる。詩情あふれる筆致で時間の本質を明らかにする、独創的かつエレガントな科学エッセイ。
目次(「BOOK」データベースより)
第1部 時間の崩壊(所変われば時間も変わる/時間には方向がない/「現在」の終わり/時間と事物は切り離せない/時間の最小単位)/第2部 時間のない世界(この世界は、物ではなく出来事でできている/語法がうまく合っていない/関係としての力学)/第3部 時間の源へ(時とは無知なり/視点/特殊性から生じるもの/マドレーヌの香り/時の起源)
著者情報(「BOOK」データベースより)
ロヴェッリ,カルロ(Rovelli,Carlo)
理論物理学者。1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学卒業後、パドヴァ大学大学院で博士号取得。イタリアやアメリカの大学勤務を経て、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。「ループ量子重力理論」の提唱者の一人。『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(同)は世界で100万部超を売り上げ、大反響を呼んだ。『時間は存在しない』はイタリアで18万部発行、35か国で刊行決定の世界的ベストセラー。タイム誌の「ベスト10ノンフィクション(2018年)」にも選ばれている
冨永星(トミナガホシ)
1955年、京都府生まれ。京都大学理学部数理科学系卒業。一般向け数学科学啓蒙書などの翻訳を手がける
吉田伸夫(ヨシダノブオ)
1956年、三重県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。専攻は素粒子論(量子色力学)。東海大学と明海大学での勤務を経て、現在はサイエンス・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(121件)
- 総合評価
3.84
-
(無題)
- harenchi
- 投稿日:2020年06月28日
科学書というよりは哲学書に近いイメージです。内容は面白いのですが、翻訳の仕方がほぼ直訳で、欧米の注釈やたとえの多い文章をほぼそのまま訳していあるので、まどろっこしいです。なぜこういう本を理系の科学者と言われる方が翻訳するのでしょうか。文系の方が内容を理解されたうえで訳された方が伝わりやすい文章になるとは思うのですが。
0人が参考になったと回答
-
相対論と量子論の融合
- パパぱふぅ
- 投稿日:2020年01月19日
『時間は存在しない』というのは衝撃的なタイトルだ。本書はトンデモ本ではなく、相対性理論と量子力学の融合を試みる「ループ量子重力理論」の提唱者の一人で、イタリアの理論物理学者のカルロ・ロヴェッリさんが、一般読者向けにわかりやすく書き下ろした「時間」の概念を説いた啓蒙書である。
高速で運動すると時間が遅れるという特殊相対性理論、強い重力場では時間が遅れるという一般相対性理論、そして、量子論において時間の最小単位となるプランク時間――これまでの物理学で見えてきた「時間」という存在を振り返りつつ、時間の流れが過去から未来へ一方通行であるのはエントロピーが増大するためだと強調する。
ロヴェッリさんは、ループ量子重力理論を考える中で、エントロピーが増大して見えるのは、私たち自身と私たちが構築してきた物理学が、たまたまそういう宇宙の“一部”を見ているからだと主張する――これは新しい知見だ。
過去の痕跡があるのに未来の痕跡が存在しないのは、過去はエントロピーが低かったために起きる。エネルギーが熱へ変換するときに痕跡を残すのだという。
こうした外的な痕跡を、わたしたちの脳が処理するときに「時間」として感じる。記憶と予測の過程が組み合わさったとき、わたしたちは時間を時間と感じ、自分を自分だと感じるという。そして、時間は、わたしたちの苦しみの元となり、死の恐怖を生み出す。
アニメ『トップをねらえ!』最終回で、「もう同じ時は過ごせないのよ!」と叫ぶシーンがある。
大人になり親から独立すると、もう親とは同じ時間を過ごせなくなる。ネットワークを介して離れたところの時計は同じ時間を刻み、歴史的な痕跡も映像で共有できるというのに、時間は共有できなくなる。そして、自分の子供もいずれ‥‥。
難解で冗長な部分もあるが、巻末の「日本語版解説」を読んで振り返ることで、ロヴェッリさんが言わんとしていることが整理されると思う。
『時間は存在しない』というタイトルは、「この世界の時間構造がわたしたちの素朴なイメージとは異なるということ」(195ページ)を意味している。0人が参考になったと回答