変半身(かわりみ)
村田 沙耶香
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内容紹介(出版社より)
その島はすべてを狂わせるーー。演劇界の鬼才と練り上げた世界観を基に、人間が変わり世界が変わりゆく悪夢的現実の圧倒的甘美さを描いた村田沙耶香の新境地!
内容紹介(「BOOK」データベースより)
人類は変態する、ニンゲンを脱ぎ捨てろ。ポピ原人、ポーポー様、秘祭モドリ、海のもんと山のもん、エロコミ天国、遺伝子退行手術etc.歴史は書き換えられ、世界は塗り替えられ、魂は入れ替えられていくー演劇界の鬼才・松井周と練り上げた千久世島ワールドを舞台に、村田沙耶香が圧倒的イマジネーションで紡ぐ新たな人類のための異形の“創世記”ここに誕生!「早稲田文学増刊女性号」で話題の中編「満潮」を併録。
目次(「BOOK」データベースより)
変半身/満潮
著者情報(「BOOK」データベースより)
村田沙耶香(ムラタサヤカ)
1979年、千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年、『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)を受賞しデビュー。2009年、『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年、『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年、『コンビニ人間』で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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商品レビュー(55件)
- 総合評価
3.72
-
純文学の難しさ
- S・Tちゃん
- 投稿日:2019年12月25日
最初の舞台は千久世島。「モドリ」という秘祭が語られ、ここから逃げた主人公らが、年を経て島に戻ってみると、そこは新しくプロデュースされた世界。演劇界の鬼才・松井周氏が原案を練り、村田沙耶香氏が小説化したわけだが、どこかで読んだような話。舞台、いや、戯曲の方が面白いかもしれない。もう1本、「満潮」が収録されている。夫婦で、いわゆる潮吹きに挑戦する物語で、小説としてはこちらの方が興味深い。いずれにせよ純文学の難しさを痛感させられる2作。
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