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談 no.117
松浦 壮

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内容紹介(出版社より)

no.115より始まったシリーズ企画「虚、擬、戯」の最終回。最新物理学が解く虚、擬、戯の世界だ。

量子力学の世界には、神に比せられる普遍的な観察者は存在しない。であるとすれば、量子力学的な態度のなかには、個別性への関心が支配的であって、普遍性への志向は失われているのか、といえば、事態はまったく逆である。たとえば、量子力学的な観察を通じて、われわれは粒子としての物質を捉えることになる。しかし、われわれはそれがすべてではないことをすでに知っている。つまり、波動としての半面を知っているのである。観察者を通じて、「このX」を捉えた時、われわれは同時に、「このX以上の何か」「このX以外の何か」を直感する。このように、単一性についての体験のなかに常に随伴する、「これですべてではない」「これ以上の何かがある」という残余の感覚をもつ。このことが、普遍性への通路となるのだ、と社会学者・大澤真幸氏は言うのである。

量子力学にあっては、真空でさえも単なる無ではない。真空もまた、「それ以上の何か」であって、そこでは、ゆらぎを通じて物質が出現したり、消滅したりを繰り返している。これと対応することを、われわれは、親しい〈他者〉が亡くなった時に体験する。この部屋には、もう彼/彼女はいない(真空)。ただ、彼/彼女が使っていたシャープペンシルやベッドがある。この時、ますますわれわれは、彼/彼女の現前を感じ取ってしまう。無に対する残余として、〈他者〉の実在をむしろ強く感覚するのだ。

虚、擬、戯とは、ここでいう残余の感覚に他ならない。時間もしくは因果(法則)には、この残余の感覚、すなわち、虚、擬、戯として表出するいわば「このX以上の何か」が漏れ出ているのだ。そして、「このX以上の何か」が漏れ出ていることによって、人間界の秩序は維持されている。「虚、擬、戯」は、その意味で普遍性の通路となっているのである。因果論を凝視する意味も、ここにあるのだ。

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