少年と犬
- | レビューを書く
1,760円(税込)送料無料
この商品が関連するクーポン・キャンペーンがあります(10件)開催中のキャンペーンをもっと見る
※エントリー必要の有無や実施期間等の各種詳細条件は、必ず各説明頁でご確認ください。
- 【Rakuten Fashion×楽天ブックス】条件達成で10万ポイント山分け!
- 【楽天モバイルご契約者様】条件達成で100万ポイント山分け!
- 条件達成で本全品ポイント2倍!楽天ブックスの読書管理アプリを使おう
- 【ポイント5倍】図書カードNEXT利用でお得に読書を楽しもう♪
- 【対象者限定】全ジャンル対象!ポイント3倍 おかえりキャンペーン
- 【楽天ブックス×楽天ラクマ】条件達成で10万ポイント山分け!
- 本・雑誌全品対象!条件達成でポイント最大10倍(2025/5/1-5/31)
- 【楽天Kobo】初めての方!条件達成で楽天ブックス購入分がポイント20倍
- 楽天モバイル紹介キャンペーンの拡散で1,000円OFFクーポン進呈
- エントリー&お気に入り新着通知登録で300円OFFクーポン当たる!
商品情報
- 発売日: 2020年05月15日頃
- 著者/編集: 馳 星周(著)
- シリーズ: 少年と犬
- 関連作品: 少年と犬 (馳星周)
- 出版社: 文藝春秋
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 312p
- ISBN: 9784163912042
商品説明
内容紹介(出版社より)
傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だったーー。
2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……
犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!
内容紹介(「BOOK」データベースより)
家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になったー男と犬。仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指すー泥棒と犬。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいたー夫婦と犬。体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に温もりを与えたのは犬だったー娼婦と犬。老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきたー老人と犬。震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだー少年と犬。犬を愛する人に贈る感涙作。
目次(「BOOK」データベースより)
男と犬/泥棒と犬/夫婦と犬/娼婦と犬/老人と犬/少年と犬
著者情報(「BOOK」データベースより)
馳星周(ハセセイシュウ)
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務、書評家などを経て、96年『不夜城』で小説家デビュー。同作で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。98年『鎮魂歌 不夜城2』で日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で大藪春彦賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(653件)
- 総合評価
4.10
-
少年と犬
- ねこ06
- 投稿日:2020年08月28日
東日本大震災の釜石から熊本地震までの5年間の(多聞)という女の子のワンコのお話です。熊本のたどり着くまでに出会う人との出会いから別れまでと。ついに目的の人に出会えるけれど最後は涙涙です。
我が家も18年近く日本犬の雑種がいましたが、5年前になくなりました。その子を思い出しながらよみました。
直木賞作品です。Graceさま良い作品紹介ありがとうございます。届いた日にいっきに読んでしまいました。17人が参考になったと回答
-
少年と犬!
- AmazingGrace
- 投稿日:2020年08月19日
第163回直木賞受賞作です。
最近は本離れしていましたが、題名&表紙が気になり読む気になりました。
東日本大震災(2011年)後、釜石市から南に向かって歩みを続ける犬(名前:多聞)が目的地に着くまでに関わった人達との物語です。
その間5年間の放浪旅です。
犬を通じて人間の優しさ・もろさ・自立など等・・・考えさせられます。
目的地は熊本
目的は○○に会うため
○○は誰でしょう?本を読んで確認してください。
最後は目的達成!!!でも涙・涙・涙
受賞作としてどうなのかは、分かりませんが、一気に読めました。17人が参考になったと回答
-
この本を大切に、そして誇りに思います
- アンチ大阪人
- 投稿日:2020年08月30日
『少年と犬』を直木賞受賞作という先入観を持たずに読ませていただきました。ブルーライトを通しての読書は僕自身の読書の範疇には入らないので、紙を通して、自分の目を大切に疲労させることなく読みました。体調があまりすぐれなかったので少しずつ読み進んでいきました。犬好きな人、犬と生活をする人、また、犬をあまりよく知らない人にも、すなわちどの人にもお勧めです。ぜひ読んでもらいたいですね。この本は6つのセクションに分かれていますが、この小説の主人公の犬「多聞 タモン」はセクションの枠を超えてひとつの旅をしていきます。僕は「人間だけがこの世で一番すぐれている生き物だ」とは常日頃から否定しながら生きておりますので、この本の234ページが印象に残りました。そのページの4行目「(犬は)人という愚かな種のために、神様だか仏様だかが遣わしてくれた生き物なのだ。」という一文に非常に共感しました。そして9行目に犬に発した老人の言葉の「ありがとう」・・・。目に涙が込み上げました。多聞は2度の震災を経験しますが2度目の震災を迎えた最後のセクションの306ページの4行目でで少年が「あのね、あの時、ぼく、多聞の声が聞こえたんだ。だいじょうぶだよ、光、僕はずっと光と一緒にいるからね、だから、なんにも心配することないんだよって」行ったときも涙が溢れてしまいました。僕自身が小学生の時から「泣き虫のチャンピオン」と言われてきた所以なのかもしれませんが・・・泣きました。
この本を読み終えて、ベッドの上で仰向けになって、僕はしばらく泣いていました。そして過去にお父さんが家に連れてきた体調の優れぬ「源ちゃん」という赤い柴犬のことを思い出しました。源ちゃんはオスで17年間この世で生を全うしましたが、僕は源ちゃんが亡くなった日から一週間、家に帰るとすぐにベッドの上で仰向けで泣いていました。この本を読んだあとベッドで仰向けになった時、その一週間泣き続けたことを思い出してしまいました。源ちゃん、僕が見えないところで一緒ににいてくれているかな?
多聞君、僕自身のすぐ足下に小さな幸福と呼べるようなものがあることを教えてくれて「ありがとう」。
最後に我が家に今いる犬との誓いを含めまして英語で締めくくりたいと思います。
I am still seeking only a day for life-changing .3人が参考になったと回答