心淋し川
西條 奈加
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【内容情報】(出版社より)
「誰の心にも淀みはある。でも、それが人ってもんでね」
江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。
青物卸の大隅屋六兵衛は、一つの長屋に不美人な妾を四人も囲っている。その一人、一番年嵩で先行きに不安を覚えていたおりきは、六兵衛が持ち込んだ張方をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして……(「閨仏」)。
裏長屋で飯屋を営む与吾蔵は、仕入れ帰りに立ち寄る根津権現で、小さな唄声を聞く。かつて、荒れた日々を過ごしていた与吾蔵が手酷く捨ててしまった女がよく口にしていた、珍しい唄だった。唄声の主は小さな女の子供。思わず声をかけた与吾蔵だったがーー(「はじめましょ」)ほか全六話。
生きる喜びと生きる哀しみが織りなす、著者渾身の時代小説。
【著者略歴】
西條奈加(さいじょう・なか)
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノべル大賞を受賞し、デビュー。2012年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、2015年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞。近著に『亥子ころころ』『せき越えぬ』『わかれ縁』などがある。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
不美人な妾ばかりを囲う六兵衛。その一人、先行きに不安を覚えていたりきは、六兵衛が持ち込んだ張形に、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして…(「閨仏」)。飯屋を営む与吾蔵は、根津権現で小さな女の子の唄を耳にする。それは、かつて手酷く捨てた女が口にしていた珍しい唄だった。もしや己の子ではと声をかけるがー(「はじめましょ」)他、全六編。生きる喜びと哀しみが織りなす、渾身の時代小説。第164回直木賞受賞。
【目次】(「BOOK」データベースより)
心淋し川/閨仏/はじめましょ/冬虫夏草/明けぬ里/灰の男
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
西條奈加(サイジョウナカ)
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2012年『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、2015年『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞を受賞。時代小説から現代小説まで幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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商品レビュー(53件)
- 総合評価
3.92
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直木賞受賞作
- maru6591
- 投稿日:2021年02月12日
近くの本屋さんに無かったためこちらで購入!
0人が参考になったと回答
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言葉が描く風景が鮮明
- のぶnobu常
- 投稿日:2021年02月06日
直木賞受賞作。
江戸時代のある長屋で起こる住人の日常が描かれています。
その描写は、その場に自分が居合わせているかのようにイメージしやすい言葉で描かれています。
小さなストーリーが最後に一つに集約されていく、そんな話です。
昔観た「エイプリルフールズ」を思い出させる本でした。0人が参考になったと回答
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(無題)
- 郵便車
- 投稿日:2021年02月06日
2月5日受け取りました。何も問題ありません。
0人が参考になったと回答