渡世人として生きることを選び、
家族を捨てた男の懺悔と贖罪、そしてかすかな希望ー
原作・藤沢周平×主演・仲代達矢×監督 ・ 脚本・杉田成道
仲代達矢、30年越しの想いが結実!藤沢周平の傑作短篇に豪華キャストが集結
■仲代達矢を再び主演に迎え、杉田成道がメガホンをとった新たな時代劇巨篇!!
仲代達矢が藤沢周平「帰郷」を手にしたのはおよそ三十年前。作品世界に強く惹かれた仲代達矢は「いつか宇之吉をやりたいという想いを抱き続けてきました。そして今、長年の時を経て仲代達矢の想いが結実します!
その想いに共鳴し、常盤貴子、北村一輝、緒形直人、佐藤二朗、田中美里、前田亜季、三田佳子、橋爪功、中村敦夫といった日本を代表する豪華キャストが集結。
これまで「果し合い」「遅いしあわせ」「冬の日」「三屋清左衛門残日録」「橋ものがたり」(3作品)、そして「闇の歯車」と毎年、藤沢文学を映像化し、高い反響を獲得してきた時代劇専門チャンネルが、藤沢周平の初期短篇の傑作「帰郷」に挑みました。
■舞台となるのは信州・木曾福島。美しい大自然にも息をのむーー 史上初、“8K撮影”で挑んだ時代劇としても話題に!
美しき日本の原風景を描いた藤沢周平。「帰郷」の舞台となるのは信州・木曾福島。山深い里を舞台に物語は展開。
仲代達矢演じる主人公は老いた渡世人、宇之吉。
若かりし頃、訳あって木曾福島を出奔した宇之吉は、流浪の旅を続け、病に倒れた旅の空で見た風景に故郷への思いをはせる。
老い先を悟った宇之吉は、木曾福島へ。寄る辺のない故郷。しかし、やがて宇之吉は故郷に守るべき存在を見出します。
すべてを捨てたかに見える宇之吉の静かにそして熱く燃える心の炎。
決してヒーロー然としていない老渡世人、宇之吉を主人公にした、藤沢周平ならではの時代小説の傑作が、令和の時代に映像で蘇ります。
■フランス・MIPCOMにてアジア作品初となるワールドプレミア上映、第32回東京国際映画祭特別上映
2019年10月、「帰郷」はフランスで開催される世界最大の国際映像コンテンツ見本市・MIPCOMにてワールドプレミアとして上映されました。
世界110ヵ国から集う歴史あるMIPCOMにて、アジアの作品がワールドプレミア上映されるのは史上初。
また、MIPCOMでの快挙を受け、11月には第32回東京国際映画祭でも凱旋特別上映を実施。
主演の仲代達矢が長年の日本映画界への貢献を讃えられ、特別功労賞を授与されるなど、まさに「帰郷」が世界中から注目を集めることとなりました。
<収録内容>
【Disc】:DVD1枚
・画面サイズ:16:9LB
・音声:ドルビーデジタル2.0chステレオ
※収録内容は変更となる場合がございます。
<ストーリー>
信州・木曾福島に向かってひとりの無宿渡世姿の旅人が歩いていた。男の名は宇之吉。
かつては木曾福島を縄張りとする博奕打ちだったが、親分の罪を被り、江戸に身を寄せた。
しかし世話になった相州屋清五郎の妻・おとしと道ならぬ仲になり、清五郎を殺し、おとしと江戸を出奔。
以来30 年余りの歳月が流れ、病に倒れた先で見た風景が宇之吉の心を抉る。
老い先を思い故郷、木曾福島に辿り着いた宇之吉は、幼なじみの佐一と再会し、衝撃の事実を耳にする・・・。
<キャスト>
仲代達矢
常盤貴子
北村一輝
緒形直人
谷田 歩
佐藤二朗
田中美里
前田亜季
三田佳子
橋爪 功
中村敦夫
<スタッフ>
原作:藤沢周平(文春文庫『又蔵の火』所収)
監督・脚本:杉田成道(「北の国から」「1970 ぼくたちの青春」「最後の忠臣蔵」「果し合い」「小さな橋で」)
脚本:小林政広(「愛の予感」「春との旅」「海辺のリア」)
音楽:加古隆(NHKスペシャル『映像の世紀』のテーマ曲「
パリは燃えているか」「最後の忠臣蔵」)
※「隆」本来の表記は、「生」の上に「一」表記
©「帰郷」時代劇パートナーズ