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悲しみとともにどう生きるか (集英社新書)
柳田 邦男

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商品説明

内容紹介(出版社より)

「不条理な喪失によって辛く悲しい思いに打ちひしがれている人が生き直す力を取り戻すには、(中略)喪失体験者が孤立しないでゆるやかにつながり合うことが、とても大切だ」--柳田邦男(第1章より)

「悲しみの中にいる人も、悲しみを知る者だからこそ、誰かを幸せにすることはできるし、自分自身が幸せを得ることもできるのだと思います」--若松英輔(第2章より)

「時に暴力的に作用する『大きな物語』や『マジョリティの声』に対抗するには、(中略)ただひたすらに個人の言葉を探し続けることが必要なのではないかと思います」--星野智幸(第3章より)

「重要なことは、ケアとセラピーだったら、基本はまずケアです。ケアが足りているならば、次にセラピーに移る。仮病でいえば、まずは休ませて、それでまだ何日も仮病が続くようなら、『仮病だよね』という話をしたほうがよいということですね」--東畑開人(第4章より)

「よく考えてください。被害者のケアを怠っているのは、国だけじゃありません。『準当事者』である僕たちですよ。僕たちは、ニュースで見た犯罪被害者のために、一体、何をしているのでしょうか?」--平野啓一郎(第5章より)

「社会がますます個人化され、『ともに分かち合う』ことがしにくくなっているが、宗教的な表象を引き継ぎつつ、悲嘆を『ともに分かち合う』新たな形が求められている。切実な欲求である」--島薗進(第6章より)

【まえがきーー入江杏 より】(抜粋)
「世田谷事件」を覚えておられる方はどれほどいらっしゃるだろうか?
未だ解決を見ていないこの事件で、私の二歳年下の妹、宮澤泰子とそのお連れ合いのみきおさん、姪のにいなちゃんと甥の礼くんを含む妹一家四人を喪った。
事件解決を願わない日はない。
あの事件は私たち家族の運命を変えた。

妹一家が逝ってしまってから6年経った2006年の年末。
私は「悲しみ」について思いを馳せる会を「ミシュカの森」と題して開催するようになった。(中略)
犯罪や事件と直接関係のない人たちにも、それぞれに意味のある催しにしたい。そしてその思いが、共感と共生に満ちた社会につながっていけばと願ったからだ。
それ以来、毎年、事件のあった12月にゲストをお招きして、集いの場を設けている。

この活動を継続することができたのは、たくさんの方々との出逢いと支えのおかげだ。
本書はこれまでに「ミシュカの森」にご登壇くださった方々の中から、6人の方の講演や寄稿を収録したものである。

【著者プロフィール】
柳田邦男:ノンフィクション作家。
若松英輔:批評家・随筆家。
星野智幸:小説家。
東畑開人:臨床心理学者。
平野啓一郎:小説家。
島薗進:宗教学者。
【編著者プロフィール】
入江杏:「ミシュカの森」主宰。上智大学グリーフケア研究所非常勤講師。

内容紹介(「BOOK」データベースより)

悲しみから目を背けようとする社会は、実は生きることを大切にしていない社会なのではないか。共感と支え合いの中で、「悲しみの物語」は「希望の物語」へと変容していく。「グリーフケア」に希望の灯を見出した入江杏の呼びかけに、ノンフィクション作家・柳田邦男、批評家・若松英輔、小説家・星野智幸、臨床心理学者・東畑開人、小説家・平野啓一郎、宗教学者・島薗進が応え、自身の喪失体験や悲しみとの向き合い方などについて語る。悲しみを生きる力に変えていくための珠玉のメッセージ集。

目次(「BOOK」データベースより)

第1章 「ゆるやかなつながり」が生き直す力を与える(柳田邦男)/第2章 光は、ときに悲しみを伴う(若松英輔)/第3章 沈黙を強いるメカニズムに抗して(星野智幸)/第4章 限りなく透明に近い居場所(東畑開人)/第5章 悲しみとともにどう生きるか(平野啓一郎)/第6章 悲しみをともに分かち合う(島薗進)

著者情報(「BOOK」データベースより)

柳田邦男(ヤナギダクニオ)
1936年生まれ。ノンフィクション作家

若松英輔(ワカマツエイスケ)
1968年生まれ。批評家・随筆家

星野智幸(ホシノトモユキ)
1965年生まれ。小説家

東畑開人(トウハタカイト)
1983年生まれ。臨床心理学者

平野啓一郎(ヒラノケイイチロウ)
1975年生まれ。小説家

島薗進(シマゾノススム)
1948年生まれ。宗教学者

入江杏(イリエアン)
「ミシュカの森」主宰。上智大学グリーフケア研究所非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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