ライフスタイル本フェアフェア2023
現在地
トップ >  > 美容・暮らし・健康・料理 > 健康 > 家庭の医学

理論疫学者・西浦博の挑戦ー新型コロナからいのちを守れ! (単行本)
西浦 博

1,760(税込)送料無料

商品情報

よく一緒に購入されている商品

  • 理論疫学者・西浦博の挑戦ー新型コロナからいのちを守れ!(単行本)[西浦博]
  • +
  • 新型コロナとワクチン知らないと不都合な真実(日経プレミアシリーズ)[峰宗太郎]
  • 理論疫学者・西浦博の挑戦ー新型コロナからいのちを守れ! (単行本)
  • 西浦 博

1,760円(税込)

在庫あり

合計 2,695円(税込)

閉じる

商品説明

内容紹介(出版社より)

2019年大晦日。西浦博は、武漢で未知のウイルスが流行の兆し、との情報をキャッチする。1月16日には日本で最初の症例が確定。急遽、北海道から東京へ向かうこととなる。のちにクラスター対策班につながる初動であり、6ヵ月にわたる予想もしない日々の始まりだった。
武漢からのチャーター便の帰国直後、ダイヤモンド・プリンセスが寄港。一気に感染者が押し寄せ、日本は流行に突入する。そして、2月22日、加藤勝信厚生労働大臣より「エマージェンシー・オペレーティング・センターを作るので、中心に立って流行対策にアドバイスしてほしい」と要請される。日本で初めて、感染症対策の専門家が政策決定の中枢に入る、画期的な出来事であったーー。
厚生労働省クラスター対策班でデータ分析に従事し、「8割おじさん」と呼ばれた数理モデルの第一人者が、新型コロナ対策の舞台裏で繰り広げられた政治との格闘、サイエンス・コミュニケーションの葛藤と苦悩、科学者たちの連帯と絆まで、熱い本音を語った奮闘の記録。

(以下、本文より)
・・・川名先生から、ぽんとメールが届いたんです。僕が頑張っているのを川名先生は分かっているし支持していると。そして「西浦さんが発信する情報は専門家会議のクレジットですから」とまでおっしゃってくれました。つらい時には1人このメールを見て泣いたこともあります。
 僕自身が折れると終わりだから、科学者は勇気を持って科学的事実を正確に伝えるのが間違っていないのなら、頑張らないといけないし、これはまだ第一波だから序の口だと思って、継続して頑張ってみようと、心新たにできました。感染症の数理モデルで定量的なものだったら、あるいは、データ分析をさせたら、日本では自分の右に出る者はいないだろうと自分自身を鼓舞します。ニコニコ生放送で何万人というような人が参加する中でプレゼンをするわけですが、自信を持ってやろうと決意しました。僕がこけると、感染症数理モデルをやっている同志や研究室の弟子たちがこける。僕がここで敗けたり折れたりするわけにはいかないのです。

・・・僕には脅迫状が届き、生まれて初めて殺害予告を受けました。一番緊迫した頃には、厚労省と新橋のビジネスホテルの間を歩くだけなのに警察の方に護衛してもらったことすらありました。

・・・厚労省とも仲違いしそうな時、尾身先生がテーブルをたたきながら、先生より若い我々専門家全員を叱るように仰ったんです。
「厚労省がちびちび書き換えるとか、そんなしょうもない話はどうだっていいんだ。責任取れと言われるんだったら俺が取るぞ。お前たちはそんなもんなのか」「今は流行しているんだから、流行を止めるんでしょうが。お礼参りは終わったらちゃんとやるから、今はとにかく流行を止めるぞ」と言いながら、目に涙をためてみんなをいさめてくれたことがありました。

内容紹介(「BOOK」データベースより)

厚生労働省クラスター対策班「8割おじさん」の真実。未知のウイルスとの闘い、サイエンス・コミュニケーションへの挑戦、政治家・官僚との葛藤まで、本音で語る!「科学者の社会的使命とは何か?」自らに問いながら走り抜いた半年間の記録。

目次(「BOOK」データベースより)

第1章 はじまりの時(ダイヤモンド・プリンセス部屋にて/クラスター対策班ができた!/クラスターの共通項を探る「3密」の誕生)/第2章 クラスターを追え!(北海道が危ない!/オーバーシュートの危機が迫りくるーコミュニケーション問題の始まり/東京、大阪、そして夜間の休業要請へ)/第3章 緊急事態と科学コミュニケーション(病院クラスターが止まらない/緊急事態宣言の舞台裏で、科学コミュニケーションの場が準備される/8割と42万人/ニコニコ生放送で実行再生算数ナイト/「経済の専門家はいないんですよ」と尾身先生は言う〜経済と科学の二項対立/専門家会議が卒論を書いた〜科学者から政治家へのフィードバック)/終章 ひとときの平穏の中で(日常が戻ってくる、移動が再開する/国境があぶない、再び/「接触削減は必要なかった論」が台頭する/えぐいくらいの研究を)/対談 新たな波に立ち向かうためにー西浦博×川端裕人

著者情報(「BOOK」データベースより)

西浦博(ニシウラヒロシ)
1977年大阪府生まれ。宮崎医科大学医学部卒業、広島大学大学院医歯薬総合研究科修了(保健学博士)。ロンドン大学、チュービンゲン大学、ユトレヒト大学、香港大学で専門研究と教育を経験。2020年8月より京都大学大学院医学研究科教授。専門は感染症数理モデルを利用した流行データの分析。厚生労働省新型コロナウイルスクラスター対策班で流行データ分析に取り組んだ

川端裕人(カワバタヒロト)
1964年兵庫県生まれ。東京大学教養学部卒業。『我々はなぜ我々だけなのか』(科学ジャーナリスト賞、講談社科学出版賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

関連特集

商品レビュー(27件)

総合評価
 4.50

ブックスのレビュー(3件)

  • サイエンス・コミュニケーションとは
    パパぱふぅ
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2021年07月05日

    本書は、新型コロナウイルス感染症の流行の終息がまだ見えない中、最前線で感染症制御に礎走して「第1波」を乗り切った科学者が、その間、目の当たりにし、考え続けたことを読者と共有するために、「8割おじさん」こと西浦博教授が専門家の立場から語り、西浦さんと付き合いの長い作家の川端裕人さんが話を整理、補足した形をとっている。
    私たちは、マスコミやネットを通じて外からの情報を受け取っているわけだが、そのとき、内側で何が起きているのか、オンタイムで進んでいる事象だけに、とてもインパクトがあり、また、「サイエンス・コミュニケーション」について考えさせられた。
    コロナ禍も悪いことばかりではない。本書を読むと分かるように、わが国で「サイエンス・コミュニケーション」が根付いた。専門家たちが使ったデータやプログラム、各種資料はネット配信で紹介され、いまもGitHubやnoteからダウンロードすることができるようになっている。画期的なことだ。
    そして、第1波を乗り切った専門家たちは、各々の仕事に立ち戻り、次の専門家たちにバトンが渡された。
    私は、マスコミやネットを通じ、これからも専門家の声に耳を傾け、自分の頭を使ってサイエンス・コミュニケーションに参加し続けていきたい。

    0人が参考になったと回答

  • (無題)
    onochan2004
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2021年02月26日

    理論疫学者の著者は2019年大晦日、国立感染研究所の鈴木センター長に中国武漢の生鮮市場での新型感染症の発生をメイルしていた。翌年1月10日ごろ、武漢の感染者41人、タイと日本に1人づつの情報を得て、得意の推定手法で中国での感染者数を846人だとした。そして、鈴木センター長の要請もあり、クラスター対策班の活動に入った。4月には1日当たりの感染者数が100人規模となり、20人規模するためのシュミレーションを行い、1ヵ月で下げるには「8割ぐらいの接触」に落とすべきだとわかり、「最低7割、極力8割」として首相が発表した。ダイアモンド・プリンセス関連もあり、生々しいドキュメンタリーです。

    0人が参考になったと回答

  • Good
    ごんらん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2021年02月11日

    ニュースの裏側の真実を知ることができる。映画化してほしいね

    0人が参考になったと回答

楽天ブックスランキング情報

  • 週間ランキング

    ランキング情報がありません。

  • 日別ランキング

    ランキング情報がありません。

在庫あり

残りあと9

個数 

お気に入り新着通知

追加済み:
未追加:

追加/削除

お気に入り新着通知

[ 著者 ]

最近チェックした商品

    ※表示を削除したい場合は閲覧履歴のページから削除お願いいたします

    ランキング:美容・暮らし・健康・料理

    ※1時間ごとに更新

    購入データ自動連携!楽天ブックス公式 無料 読書管理パプリ Readee

    このページの先頭へ