商品情報
- 発売日: 2021年03月01日頃
- 著者/編集: ヴィトルト・シャブウォフスキ, 芝田 文乃
- 出版社: 白水社
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 295p
- ISBN: 9784560098233
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【内容情報】(出版社より)
自由とは新たな挑戦だ
ブルガリアに伝わる「踊る熊」の伝統の終焉と、ソ連崩壊後の旧共産主義諸国の人々の声。リシャルト・カプシチンスキをはじめ、優れたノンフィクション文学の書き手を輩出してきた国ポーランドの気鋭による異色のルポルタージュ。
第一部では、2007年にブルガリア最後の「踊る熊」たちがいかにして動物保護団体に引き取られたか、そして生業を奪われた飼い主のロマたちが陥った困難な状況について、さまざまな立場の関係者を取材する。第二部ではソ連崩壊以降のおもに旧共産主義諸国(キューバ、ポーランド、ウクライナ、アルバニア、エストニア、セルビア、コソボ、グルジア、ギリシャ)を訪ね、現地の人々のさまざまな声に耳を傾ける。そこに共通するのは、社会の変化に取り残されたり翻弄されたりしながらも、したたかに生き抜こうとするたくましさである。
第一部と第二部はそれぞれ同じ章立て。共産主義の終焉から資本主義に移行しきれない国、またはEUに組み込まれたことで経済危機に陥った国の人々の混乱と困惑を、隷属状態から逃れても「自由」を享受しきれない「踊る熊」たちの悲哀に見事になぞらえ、重ね合わせている。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部(愛/自由/交渉/歴史/本能/冬眠/ライオンをアフリカへ/去勢/踊る熊たち/結末)/第2部(愛ーキューバーマクドナルド革命到来/自由ーポーランド/英国ーレディ・ペロン/交渉ーウクライナー密輸業者にはピーッと鳴らない/歴史ーアルバニアーコンクリート製きのこの終焉/本能ーエストニアー占領者とお茶を/冬眠ーポーランドー国営農場のホビットたち/ライオンをアフリカへーセルビアーポップアート・ラドヴァン コソボーセルビア人に鶏を/去勢ーグルジアースターリンの巫女たち/踊る熊たちーギリシャー資本主義を一掃しよう)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
シャブウォフスキ,ヴィトルト(Szablowski,Witold)
1980年、ポーランド北東部の町オストルフ・マゾヴィェツカ生まれ。ワルシャワ大学卒業後、トルコのイスタンブールで政治学を学ぶ。帰国後、報道記者としてキャリアを開始。2006年、全国紙「ガゼタ・ヴィボルチャ」の週刊付録「ドゥジィ・フォルマト」に最年少レポーターとして参加、2016年まで世界各地を精力的に取材。2010年、初の著書Zab´ojca z miasta moreli.Reporta`ze z Turcji(『杏の町から来た殺人者、トルコからのルポルタージュ』)を上梓。同書でベアタ・パヴラク記念賞を受賞、英語版は英国ペンクラブ賞を受賞。2010年、EUに殺到する不法移民を扱った記事で欧州議会ジャーナリズム賞を受賞。2013年、ウクライナ蜂起軍による大虐殺に関するルポでリシャルト・カプシチンスキ記念PAP賞を受賞。2014年、『踊る熊たちー冷戦後の体制転換にもがく人々』を刊行。英語版はエドワード・スタンフォード・トラベル・ライティング賞にノミネートされた。ワルシャワ在住
芝田文乃(シバタアヤノ)
1964年神奈川県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。ポーランド語翻訳者、写真家、エディトリアル・デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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