この商品に興味がある人は、こんな商品にも興味を持っています。
ページ:{{ currentPage }}/{{ pages }} {% if (currentPage !== 1) { %} (最初に戻る) {% } %}商品説明
![]() 室井滋さんと長谷川義史さんがタッグを組んだ最新作。小学生のケイちゃんは、施設にいるおばあちゃんと会えなくなったことが我慢できなくて、こっそりおばあちゃんを訪ねていきます。施設に入れず、おばあちゃんがいる3階の窓を見上げるケイちゃんと、窓の向こうから手をふるおばあちゃん。ふたりのやりとりが、ケイちゃんの日記の形で綴られていきます。「会いたい」。ケイちゃんの思いは、ひたすらまっすぐで痛いほど。どうして会えないの? おばあちゃんに喜んでほしい。頭をなでてほしい。ほんとはだっこしてほしい。そんなケイちゃんに、おばあちゃんは糸電話をつかって「昔の人のこと」を話してくれます。昔は、大好きな人に会うのも命がけだったこと。「1年に1回、一生に一度……。やっと会えても、もう二度とってことが 当たり前だったんだ」コロナ禍、会いたい人に会えていたことがどんなに貴重だったか、今は世界中の人が実感していると思います。メールやSNSですぐ連絡がつく時代。意志さえあれば遠い場所にいる人にだって会えていた。私たちはそんな便利を当然に思いすぎていました。「会えない分、思いは強くなるよ」「時間を止めて、じっくり世界を見つめてごらん」おばあちゃんがケイちゃんに伝えるメッセージに、ハッとさせられます。どんなに納得しようとしても、さびしい、やり場のない気持ちは変わりません。けれども、この絵本のなかでおばあちゃんが丁寧に丁寧に語りかける言葉は、みんなの誰かを思う気持ちを、そっと大切に包みこんでくれるように感じます。「大丈夫。心は繋がっているからね。」と言ってもらっているような……。時間を止めて「会いたい」思いと向き合う時間に。ゆっくり味わって読みたい絵本です。 (絵本ナビ編集部 掛川晶子) ![]() コロナ禍の現代において、こちらの絵本は共感を覚える方は多いのではないでしょうか。 そういう我が家も、両家が遠方で子供もおじいちゃんおばあちゃん、いとこ達にも全くもって会えていません(涙)。 会えることが当たり前ではないことを痛感しますね。 だからこそ、出会えた人達を大切にしていきたいとも思える1冊にも思いました。(まゆみんみんさん 40代・兵庫県 女の子10歳) ![]() |
【内容情報】(出版社より)
室井滋&長谷川義史が贈る「心を繋ぐ」絵本
女優・室井滋さんと絵本作家・長谷川義史さんがいま届けたい、大切な人を想う気持ちを描いた絵本が続々重版!著名人の皆さんも大絶賛!!
◎阿川佐和子(作家)
本当は会いたい。でも会えない。だから想像するの。今度会ったとき、何話そう、何食べよう、何しようって。それはきっと会えないおかげのお楽しみ。
◎大竹しのぶ(俳優)
大事な人に逢いたくなります。大丈夫だよって優しく抱きしめられた様な気持ちになります。頑張ろうねって。
◎桐谷健太(俳優)
当たり前だと思ってる日常は、やっぱり奇跡なんだって。そっと自分に囁けば、世界でひとりのあの人に逢いたくなる。
◎齋藤孝(明治大学教授)
読んでいたら、毎週土曜おばあちゃんちに泊まりに行ったこと思い出しました。なつかし。思い出引き出す絵本です。
◎中川ひろたか(シンガーソング絵本ライター)
ぼくたちは糸電話の赤い糸でつながってる。会えなくたって、ぼくたちは心の糸電話で話ができる。
◎坂東眞理子(昭和女子大学理事長・総長)
会いたい人に会えないと、その人のことをたっぷり考えるから思いは深くなる。お互いを思いやる優しさが温かく、懐かしく心を潤します。
【編集担当からのおすすめ情報】
コロナ禍は、一番会いたい人に、相手を思えば思うほど会えない、会うのを躊躇するという、これまでにない状況を生み出しました。そうした中で、この絵本は誕生しました。
ケイちゃんはおばあちゃんが大好き。ママからは「ホームへしばらく行っちゃダメ!」と言われますが、こっそり会いに……。おばあちゃんが住む老人ホームを訪れる心細さ、不安の先に待っているのは驚きの展開。そしておばあちゃんがケイちゃんに語りかける言葉には、人生で大切にしたい想いが詰まっています。
コロナ禍は子供たちにはどんなふうに見えているのだろう。将来の見えない不安に苛まれているのはきっと大人だけではないはず。友達と遊んだり、おじいちゃんやおばあちゃんと会うのもはばかれる今、子供たちにちゃんと「繋がっている」こと、「心は通じている」こと、何より「いつもいつまでも愛している」ことを伝えられたらという思いから、室井さんと長谷川さんに絵本のお願いをしました。
長谷川義史さんといえば、『パンやのろくちゃん』や『いいからいいから』をはじめ、ダイナミックであたたかみのある絵が魅力ですが、今回、その魅力はそのままに、新たな挑戦をして頂いています。ガラスペンで描かれた絵は繊細であたたかく、少年とおばあちゃんの心の中が胸に染み込み迫って来ます。そして絵日記部分はクレヨンで。ページをめくるたびに発見と驚きのある絵は一見の価値あり。いつまでも手許に置いて何度も何度も読んで頂ける絵本になっています。
子供やお孫さんへの読み聞かせやプレゼントに、大切なかたへの贈り物にも、オススメです。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「行っちゃダメ!」おかあさんに止められたぼくは、おばあちゃんにこっそり会いに…いま、いちばん大切に想う人と読んでほしい、心あたたまる「幸せのしるし」の贈り物!
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
室井滋(ムロイシゲル)
富山県生まれ。女優。早稲田大学在学中に1981年『風の歌を聴け』でデビュー。映画『居酒屋ゆうれい』『のど自漫』などで多くの映画賞を受賞。2012年日本喜劇人大賞特別賞、15年松尾芸能賞テレビ部門優秀賞を受賞
長谷川義史(ハセガワヨシフミ)
1961年大阪府生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て2000年『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』で絵本作家デビュー。03年『おたまさんのおかいさん』で講談社出版文化賞絵本賞、08年『ぼくがラーメンたべてるとき』で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(6件)
- 総合評価
4.0
-
ちょっと残念でした。
- hidekubo
- 投稿日:2021年03月08日
構成に、奇をてらいすぎのような感じがしました。
0人が参考になったと回答
-
(無題)
- b B
- 投稿日:2021年02月20日
注文してから楽しみにしていました。
到着して早速読みましたが何年振りかで素敵な絵本にめぐり会いました。ありがとうございました0人が参考になったと回答
-
大切な人に会いたくなりました。
- 購入者さん
- 投稿日:2021年01月29日
家に届いた『会いたくて会いたくて』。封をといて一気に読み終えて、興奮のままにいま、これを書いています。
まず絵本のカバーの美しい夕景に涙が出そうになりました。会いたくて会いたくて。いま、これほど切実に響く言葉があるでしょうか。コロナで当たり前が当たり前でなくなった変わり果てた現実に胸が熱くなりました。室井滋さん、長谷川義史さんがいま届けたい、と帯にありますが、人が人を思う、大切に感じる、とても普遍的で生きる上での根源的なことを解き明かした本だと感じました。
おばあちゃんが孫のケイちゃんに懇々と丁寧にやさしく伝える言葉は胸に沁みました。もう何年も何年も前に亡くなったおばあちゃんを久しぶりに思い出しました。会いたくなりました。
コロナで世の中が変わっても、人生で大切なことは変わりません。ため息ばかりついて後ろ向きなことばかり考えていても仕方ないですし、いまだからできることもあるはずです。ケイちゃんにとっての四つ葉のクローバーを私も探さなきゃと、そんなことも強く思いました。
今度は大切な人に贈るためにもう一冊購入しようと思います。0人が参考になったと回答