国連安保理改革を考える
竹内 俊隆
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商品説明
内容紹介(出版社より)
加速化する自国家中心主義ーー国際協調の道はあるか?
敗戦国日本の躍進、多くの独立国家誕生、米ソ冷戦とその崩壊、そして米中二極化ーー1945年の国連発足以降の75年間で世界の勢力図は目まぐるしく変貌してきた。他方、国連安保理は大きな構造改革のないまま今日に至っている。わが国は常任理事国入りに向け積極的に安保理改革を促してきたが、具体的な成果は未だ得られていない。その間、改革は進展するばかりか、自国の国益を優先する国際潮流が強まり、多国間主義は退行の一途を辿っているーー。研究者のみならず、国連大使や国連本部職員として第一線での実務経験者も多く執筆陣に迎え、これまでの安保理改革の実態を明らかにし、実現可能な改革を展望した一冊。
まえがき(竹内俊隆)
序 章 安保理案内(神余隆博・川端清隆)
第1部 安保理改革をめぐる政治と歴史
第1章 安保理改革議論の歴史(中野健司)
第2章 日本にとっての安保理改革(神余隆博)
第3章 なぜ安保理改革は進展しないのか(川端清隆)
コラム1:ジョン・ボルトン氏と安保理改革(神余隆博)
第2部 安保理の諸機能と改革の影響:正統性、実効性、代表性
第4章 安保理の紛争対処機能(岡村善文)
第5章 安保理改革と国連総会の役割(中野健司)
第6章 経済制裁と正統性・実効性(吉村祥子)
第7章 安保理と人権保障(菅原絵美)
第8章 投票力指数からみた安保理改革案(竹内俊隆)
コラム2:国連の椅子〜改革は可能か(岡村善文)
第3部 諸外国から見た安保理改革議論と今後の展望
第9章 P3と安保理改革(リチャード・ゴーワン(竹内俊隆訳))
第10章 安保理改革に臨むアフリカの立場(岡村善文)
第11章 今後の展望と課題(神余隆博)
コラム3:第69会期の政府間交渉(中野健司)
安保理改革関連文書/あとがき(竹内俊隆)/執筆者一覧
内容紹介(「BOOK」データベースより)
敗戦国日本の躍進、多くの独立国家誕生、米ソ冷戦とその崩壊、多極化から米中対立へと国連発足以来75年間で世界の勢力構造は変容した。他方、国連安保理の構造改革は進んでいない。わが国は安保理改革として常任理事国入りを目指しているが、成果はない。この間、自国の国益を優先する国際潮流が強まり、多国間主義は厳しい挑戦に晒されている。研究者のみならず、国連大使経験者や国連本部職員として第一線での実務経験者も多く執筆陣に迎え、これまでの安保理改革の実態を明らかにし、実現可能な改革を探る労作。
目次(「BOOK」データベースより)
安保理案内/第1部 安保理改革をめぐる政治と歴史(安保理改革議論の歴史ー国連総会での審議を中心に/日本にとっての安保理改革ー経済大国から政治大国を目指す4半世紀の軌跡/なぜ安保理改革は進展しないのかー国連内部から見た改革の挫折)/第2部 安保理の諸機能と改革の影響:正統性、実効性、代表性(安保理の紛争対処機能ー何を期待し、何を期待すべきでないか/安保理改革と国連総会の役割ー手続面を中心に/経済制裁と正統性・実効性/安保理と人権保障ー「文民の保護」決議における人権視点の展開/投票力指数からみた安保理改革案ー有力諸国の投票力を対象に)/第3部 諸外国から見た安保理改革議論と今後の展望(P3と安保理改革/安保理改革に臨むアフリカの立場ー推進勢力なのか抵抗勢力なのか/今後の展望と課題ー新しいWin-Winを求めて)
著者情報(「BOOK」データベースより)
竹内俊隆(タケウチトシタカ)
京都外国語大学国際貢献学部長・教授(大阪大学名誉教授)、大阪外国語大学、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授を経て現職、軍縮会議日本政府代表部専門調査員(法律顧問)として包括的核実験禁止条約交渉などに参加
神余隆博(シンヨタカヒロ)
関西学院理事、関西学院大学教授(国連・外交統括センター長)、日本国際連合学会理事長。1972年外務省入省。軍縮、PKOや安保理改革等を担当。国際社会協力部長(大使)、国連大使(次席常駐代表)、ドイツ大使等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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