内容紹介

TIME誌で健康食品50に選定され、ハリウッドセレブや著名人が愛用し始め、バターコーヒーなるギーコーヒーが欧米を中心に流行している。日本ではまだまだ認知度が低いが、徐々に知名度が上昇しており、2021年以降、次なる流行オイルと囁かれている、今注目度No.1オイル「GHEE」。



脂質栄養学の基本から、脂質と肥満と病の関係、脂質論争60年の歴史、ギーについて精神視点（東洋医学）と科学視点（栄養分析）、乳製品の起源と歴史、アーユルヴェーダ、地球の未来（ギーは畜産のため地球環境に大いに関係する）についてギー（脂質）を中心に幅広く記しています。



食事指導者、肥満者、病気を患っている方、美と健康に興味がある方、栄養士、パーソナルトレーナー、ヨギー、医師、アーユルヴェーダサロンを運営されている方、学ばれている方などにおすすめ。



乳製品アレルギーでも飲める奇跡の聖乳。その乳からつくられたギーが国内に存在する。



なぜアレルギーなのに飲めるのか？



自然遊牧されていた時代、農薬や化学肥料は使用されず、モンゴルではシャルトス、インドではギー、ドイツ圏（オーストリア含む）ではバターシュマルツ（澄ましバター）と呼ばれ、明日を生き抜くための貴重な命の恵みのオイルがギーであった。それは、放牧地の草を主力に食べて育った純粋な完全牧草100％水準の“オーガニック”グラスフェッドギーである。オーガニックとあえて謳う必要もない時代だ。



戦後、大量生産穀物飼育に変わり搾乳量は3倍以上に増え、グラスフェッドと謳われている商品でさえも、実は化学物質と関わらざるを得ない現状がある。それが良いか悪いかの話は別として、乳製品そのものの質と引き換えに私たちは手頃な価格と大量生産＆大量摂取を選択したのは事実である。その恩恵は大きい。しかし、今日ではその数多くの代償が、現代社会のあらゆるところで表面化し始めている。。



昔から動物性を禁ずる宗教でも、命の恵みのギーオイルだけは摂取を認められてきた事実背景がある。それは、過酷な大地を生き抜くためには必要な選択であった。つまり、ギーは過酷な環境で、動物の命の栄養分、脂肪分であり、命に対して感謝を育む精神性とは切っても切り離せない保存食であったのだ。



自然遊牧時代、自然妊娠からほんの少しいただいていた生乳は数限られるひとときの嗜好品、固形チーズは砂漠などでの貴重なタンパク源の保存食、ギーは生乳やバターが腐る前に加熱して保存していた貴重なオイルであった。その環境では現代生活習慣病、動物虐待は見当たらない。



ギー発祥である自然遊牧時代の存在意義を振り返ることで、本来あるべき姿の命の営み、食物連鎖、自然の摂理とは何かを改めて考えさせられるであろう。



すべての生き物は生き物を食べて生きている

生き物を食べるものをまた食べ物として生きている



ーアタルヴァヴェーダ・ブラフマナ聖典ー



〈本書の特典〉

日本初となるギー栄養分析研究結果全記載（約35万円相当）

短鎖脂肪酸が豊富はウソ

など真実に迫る一冊。