無敵の読解力 (文春新書)
池上 彰
- | レビューを書く
935円(税込)送料無料
-
- 電子書籍(楽天Kobo)
- 無敵の読解力
- 880円
-
- 紙書籍(新書)
- 無敵の読解力
- 935円
この商品が関連するクーポン・キャンペーンがあります(6件)
※エントリー必要の有無や実施期間等の各種詳細条件は、必ず各説明頁でご確認ください。
楽天ブックス初めてご利用の方限定!
商品情報
この商品を買った人が興味のある商品
ページ:{{ currentPage }}/{{ pages }} {% if (currentPage !== 1) { %} (最初に戻る) {% } %}商品説明
内容紹介(出版社より)
最強のコンビには何を語ってもらっても面白い。今回は、各章で3〜4冊の書籍を参考資料にして、現代社会を縦横無尽に斬りまくる。
まず、第1章のテーマは「人新世から見た仕事術」である。ここでの参考図書は、斎藤幸平『人新世の資本論』、グレーバーの『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」、それから白井聡『主権者のいない国』の3冊。斎藤氏が切り拓いた、新しい『資本論』からの視点と、「クソどうでもいい仕事」から、リモートワークの現在や、仕事そのものと資本主義について考える。
第2章は、「米中対立 新冷戦か帝国主義戦争か」というホットなテーマを取り上げる。参考書は、ミアシャイマーの記事、レーニン『帝国主義論』、ホブソン『帝国主義論』、マルクス『経済学・哲学草稿』。いま世界が抱えているのはやはり米中対立の問題である。それを読解するには、レーニンの「帝国主義」が最適である。なぜなら、中国がやっていることは帝国主義路線そのものだからだ。この対立を歴史的にどのように捉え、どう対処していくべきかを探る。
第3章では、「なぜオリンピックはやめられなかったのか」を分析する。部分合理性が全体の不条理を招くという意味で、東京五輪は、ガダルカナル戦やインパール戦に共通する。
参考書は、菊澤研宗『組織の不条理』、後藤逸郎『オリンピック・マネー』、ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』、『日本陸軍 作戦要務令』。日本人に特有の病理が浮かび上がってくる。
第4章のテーマは「愛読書から見るリーダー論」。日本の歴代首相、党代表は一体、どんな本を読んできたのだろうか。その結果は、目を覆いたくなるような惨状で、まともに本を読んでいるのは歴代の共産党代表と、中曽根康弘、細川護熙ぐらい。小泉純一郎、枝野幸男、田中真紀子、土井たか子・・・その浅さ、教養のなさに唖然とする。菅前総理が挙げたマキアヴェリ『君主論』にいたっては、二人の舌鋒は火を噴く。日本という国はつくづくと凄い国なのである。
ちなみに参考書は、マキアヴェリ『君主論』と早野透『政治家の本棚』。
第5章では「日本人論の名著を再読する」を論じる。参考書はルース・ベネディクト『菊と刀』、オフチンニコフ『桜の枝』、ライシャワー『ザ・ジャパニーズ』。日本人は外側から見られた日本人論が大好きだ。この三冊が名著と呼ばれるにはそれだけの理由がある。『菊と刀』は戦後日本のグランド・デザインをつくるベースとなった点が重要だ。さらに、外部の視点から書かれた日本人論は、私たちが気づかない点を突き付けてくれる。制度や経済状況などによって変わった点はもちろんあるが、いま、わざわざ読み返してみる価値を詳述する。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
現代を分析するときに必要とされるのは「読解力」である。そこで役に立つのは古典をはじめとする書物だ。万巻の書を読み卓抜の読解力を有する二人が、仕事論、米中対立、オリンピック、リーダー論、日本人論を縦横無尽に斬る。その無敵の斬れ具合を玩味すること以上の知的な興奮はない。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 人新世から見た仕事論(読解力をつける一番の早道/SDGsは現代版「大衆のアヘン」 ほか)/第2章 米中対立 新冷戦か帝国主義戦争か(ミアシャイマーの最悪情勢分析/帝国と帝国主義の違い ほか)/第3章 オリンピックはなぜやめられなかったのか(一九六四年の東京五輪との違い/オリンピックというものに抱く幻想 ほか)/第4章 愛読書から見るリーダー論(菅義偉の愛読書『君主論』のインパクト/マキアヴェリズムを駆使する政治家 ほか)/第5章 日本人論の名著を再読する(改めて日本人のことを考えてみる/『菊と刀』とその原型 ほか)
著者情報(「BOOK」データベースより)
池上彰(イケガミアキラ)
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。73年NHKに入局。94年から11年間にわたり「週刊こどもニュース」でニュースを解説し、人気を博する。2005年NHKを退職、フリージャーナリストとして活躍
佐藤優(サトウマサル)
作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省で主任分析官。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴。09年有罪確定(懲役2年6カ月、執行猶予4年)。13年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(14件)
- 総合評価
3.92
-
(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2022年06月26日
佐藤優さんと池上彰さんの対談本はいつ読んでも外れがない。中央公論でたいだんされ対談されたものをベースに組み立てられているが、時事的なことがアップデートされており、とても面白いと思います。
0人が参考になったと回答
-
佐藤×池上さんの対談本です!
- rakuraku..
- 投稿日:2021年12月28日
もう何冊も一緒に共著されてる佐藤さんと池上さんの対談本です。帯にある″本物の知性を舐めるなよ″という通り博覧強記の2人が政治や国際情勢を語ってくれます。途中に参考になる本をいくつも紹介してくれているのでそっちも要チェックですね。
0人が参考になったと回答
-
(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2021年12月25日
最強の二人。叡智が揃えば国際情勢も国内の政局も「そうなのか!」という発見が盛りだくさん。
0人が参考になったと回答