内容紹介（出版社より）

「明るくていい子たちだなぁ」朝鮮学校の学生たちに対する第一印象だ。
「この子たちはなぜこんなに明るいのだろうか？」
学生たちは体系的な民族教育を受けながら、朝鮮の言語・文化・歴史を学び、自らのルーツを明確に確認し、朝鮮人として日本社会で堂々と生きていく力をつけている。
それは「何か確実なものに守られている」安心感（すなわち朝鮮学校そのもの）の中で培われたものなのだ。（本文より）
? 第1部　朝鮮学校との十年

・緒言

・第一章　朝鮮高校研究に向けて

・第二章　朝鮮学校で学ぶということ──排外主義の中で

・第三章　〈祖国〉への修学旅行──朝高三年生の〈祖国訪問〉同行調査から

・第四章　「北朝鮮」言説と朝鮮学校──マジョリティの「良心」が「暴力」になるとき

・エッセイ　平壌で乾杯──私が出会った人たち
　祖国の愛は温かい
　とりこになったインジョコギパップ
　平壌の障がい児施設を訪ねて
　帰国子女の悩み
　地域が育てる─正明くんのこと
　運転手としての誇り
　??─出会い
　最高の連れ


? 第2部　ある在日朝鮮人家族親族の生活史─三十年間を見つめて

・緒言　在日朝鮮人の家族・親族の世代間生活史調査とX家──調査の概要

・第一章　X家の世代別生活史──上昇移動の生活史

・第二章　ある在日朝鮮人家族・親族の生活史に見る民族意識の変遷──上昇移動の後に

・第三章　X家と朝鮮学校・総聯──X家の生活史のもう一つの側面を読む

目次（「BOOK」データベースより）

第１部　朝鮮学校との十年（朝鮮学校研究に向けて／朝鮮学校で学ぶということー排外主義の中で／“祖国”への修学旅行ー朝高三年生の“祖国訪問”同行調査から　ほか）／エッセイ　平壌で乾杯！-私が出会った人たち（祖国の愛は温かい／とりこになったインジョコギパップ／平壌の障がい児施設を訪ねて　ほか）／第２部　ある在日朝鮮人家族親族の生活史ー三十年間を見つめて（緒言　在日朝鮮人の家族親族の世代間生活史調査とＸ家ー調査について／Ｘ家の世代別生活史ー上昇移動の生活史／ある在日朝鮮人家族親族の生活史に見る民族意識の変遷ー上昇移動の後に　ほか）

著者情報（「BOOK」データベースより）

山本かほり（ヤマモトカホリ）
１９６５年生まれ。愛知県立大学社会福祉学科教員（社会学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）