なぜ我々は表現するのか。
祈り、想い、美しく時を刻む男女の物語。
日本の古典芸能を担う表現者たちが作り出した、「映像」で魅せる新しい形の歌舞伎作品!
■歌舞伎の次世代を担う中村壱太郎と尾上右近が共鳴しつくりあげた、新しい“歌舞伎”の映像体験!
上方歌舞伎の新星として注目を集める中村壱太郎が基盤をつくりあげた本作。
歌舞伎はもちろんのこと、近年では映画・ドラマと活躍の幅を広げている、歌舞伎俳優の尾上右近が本プロジェクトに賛同し出演。
歌舞伎の次世代を担う二人が共鳴し、歌舞伎という枠に収まらない、美しくアートな世界がここに誕生!
■日本を代表するアーティストの豪華共演も実現!
中村壱太郎と尾上右近の他に、日本舞踊家の花柳源九郎、藤間涼太朗が出演。
音楽は、中井智弥、浅野祥、藤舎推峰、山部泰嗣、友吉鶴心といった、和楽器奏者たちが参加。
さらに、モード界でワールドワイドに活躍する、冨沢ノボル、里山拓斗、edenworksといった豪華布陣が集結し、
ヘアメイク・衣装も本作のために構想・製作したオリジナル!
■舞台形式にこだわり、一発撮りで撮影。加えて音楽・照明・編集が見事に融合した立体感・グルーブ感のある映像美!
舞台芸術である歌舞伎の魅力を存分に収めるために、あえて能舞台での一発録りで撮影。
90分間ノンストップにこだわり、演者の動きに合わせた7台のマルチアングルからの収録と、
演者の1人というスタンスを追求し作り上げた照明演出により、まるで演者が画面から飛び出してくるような立体感を表現している。
ロックやポップスのアーティストのMVやコンサート映像を得意とするクリエイターたちの参加により、
歌舞伎が織りなす 舞台上のでグルーヴ感をより引き立たせるような作品に仕上げた。
音楽も撮影と同様、能舞台での一発録りを実施し、臨場感あふれるダイナミックな演奏を記録することに成功。
雨や風の音にも呼応しセッションするような、まさに瞬間を収めた贅沢な音楽体験!
■本邦初公開の映像も加えた、メイキングや対談の映像特典も収録!
初出しとなる映像も加えたメイキングはもちろんのこと、対談は新たに撮影し、Blu-ray・DVDに収録!
■第一幕:四神降臨(ししんこうりん)
天の四方の方角を司る霊獣、青龍・朱雀・白虎・玄武が集う時、厄難は去り、人々は宴を求め、新たな物語が始まる。
■第二幕:五穀豊穣(ごこくほうじょう)
民は豊作を祈り、それを歌にのせて唱え、祈りとして納める。
民謡は郷土への想いを呼び起こし、神への感謝、土地への感謝を表現する術として、人から人へと伝承される。
■第三幕:祈望祭事(きぼうさいじ)
鈴を鳴らし「豊作」を、大地を踏み鳴らし「天下泰平」を祈り、人々は舞う。
「神と目を合わせてはいけない」という習わしに即した装束を身に着け、静粛な雰囲気の中、儀式は執り行われる。
天地人、全てが一体となりトランス状態になった時、果たして人間はどのような姿をみせるのだろうか…
■第四幕:-創作舞踊物語ー 花のこゝろ
輪廻転生。人は生まれ、そして死ぬ。でも、どこかでその「こゝろ」は続いている。夫と子を亡くした女と、戦いで傷を負った男。
2人は何を求め、互いに信じ合うのか。この世なのか、あの世なのか、「美しき世界」は必ずや存在する。
琵琶の語りで繋ぐ創作舞踊物語。
<キャスト>
中村壱太郎
尾上右近
花柳源九郎
藤間涼太朗
浅野祥(津軽三味線)
藤舎推峰(笛)
中井智弥(箏・二十五絃箏)
山部泰嗣(太鼓)
友吉鶴心(琵琶)
<スタッフ>
■総合演出:中村壱太郎
■監督:牛島悟郎
■脚本:春虹
■照明:伊地知新
■音響:高根晋作
■ヘアメイク:冨沢ノボル
■衣装:里山拓斗
■ヘッドピース:edenworks
©ART KABUKI Project