歴史とは何か 新版
E.H.カー
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商品説明
内容紹介(出版社より)
「過去は現在の光に照らされて初めて知覚できるようになり、現在は過去の光に照らされて初めて十分理解できるようになるのです」。歴史学への最良の入門書を全面新訳。未完に終わった第二版への序文、自叙伝、丁寧な訳注や解説などを加える。達意の訳文によって、知的刺激と笑いに満ちた名講義が、いま鮮やかによみがえる。
■内容紹介
歴史は現在と過去のあいだの対話であるーー。この有名なフレーズで知られる本書は、E. H. カーが1961年にケインブリッジ大学でおこなった6回の講義がもとになっている。事実と解釈、歴史と科学、歴史における因果連関、歴史と客観性、進歩としての歴史など、歴史を考えるうえで最も重要なテーマが盛り込まれており、歴史学の最良の入門書、20世紀の古典であるといってよい。
カーは、生前に第2版を準備していたが、序文のみに終わった。本書は、これまで清水幾太郎氏の翻訳で親しまれてきた初版の本文を新たに訳出し、第2版への序文、残されたメモから未完の第2版の内容を復元したR. W. デイヴィスによる論考、晩年のカーによる自叙伝、略年譜などを加えたものである。訳者による懇切な訳註と解説が、理解を手助けしてくれるだろう。
本書には、歴史と歴史学をめぐる印象深いフレーズがふんだんに盛り込まれている。
「歴史家の解釈とは別に、歴史的事実のかたい芯が客観的に独立して存在するといった信念は、途方もない誤謬です。ですが、根絶するのがじつに難しい誤謬です。」
「過去は現在の光に照らされて初めて知覚できるようになり、現在は過去の光に照らされて初めて十分に理解できるようになるのです。」
「本気の歴史家であれば、すべての価値観は歴史的に制約されていると認識していますので、自分の価値観が歴史をこえた客観性を有するなどとは申しません。自身の信念、みずからの判断基準といったものは歴史の一部分であり、人間の行動の他の局面と同様に、歴史的研究の対象となりえます。」
「ちょうど無限の事実の大海原からその目的にかなうものを選択するのと同じように、歴史家は数多の因果の連鎖から歴史的に意義あることを、それだけを抽出します。」
「歴史家にとって進歩の終点はいまだ未完成です。それはまだはるかに遠い極にあり、それを指し示す星は、わたしたちが歩を先に進めてようやく視界に入ってくるのです。だからといってその重要性は減じるわけではなく、方位磁石(コンパス)は価値ある、じつに不可欠の道案内です。」
知的刺激とニュアンスに富み、笑いに満ちあふれた名講義が、達意の訳文と訳註によって、鮮やかによみがえる。
はじめに(R.W.デイヴィス)
第二版への序文
第一講 歴史家とその事実
第二講 社会と個人
第三講 歴史・科学・倫理
第四講 歴史における因果連関
第五講 進歩としての歴史
第六講 地平の広がり
E.H.カー文書よりーー第二版のための草稿(R.W.デイヴィス)
自叙伝
補註
訳者解説
略年譜
索引
内容紹介(「BOOK」データベースより)
歴史は現在と過去のあいだの対話であるー。あまりにも有名なフレーズで知られる本書『歴史とは何か』は、連続講義がもとになっており、「歴史家とその事実」「社会と個人」「歴史・科学・倫理」「歴史における因果連関」「進歩としての歴史」「地平の広がり」という、歴史を考えるうえでもっとも重要な6テーマから成る。現在もなお歴史と歴史学の最良の入門書であり、古典的著作である。著者のE.H.カー(1892-1982)は、生前に第2版を準備していたが、序文を完成させたのみに終わった。本書は、初版の本文、および「第2版への序文」を新たに訳出し、異版も参照して懇切な訳註や解説をつけ、残されたメモから未完の第2版の内容を呈示したR.W.デイヴィスによる覚書、晩年のカーによる自叙伝、略年譜などを加えて、全面的に編集し直したものである。達意の訳文によって、知的刺激と笑いに満ちた名講義が、いま鮮やかによみがえる。
目次(「BOOK」データベースより)
第1講 歴史家とその事実/第2講 社会と個人/第3講 歴史・科学・倫理/第4講 歴史における因果連関/第5講 進歩としての歴史/第6講 地平の広がり/E・H・カー文書よりー第二版のための草稿/自叙伝/補註
著者情報(「BOOK」データベースより)
近藤和彦(コンドウカズヒコ)
1947年生まれ。東京大学文学部西洋史学専修課程卒業。名古屋大学助教授、東京大学大学院教授、立正大学教授を経て、東京大学名誉教授、王立歴史学会フェロー。専攻、イギリス近世・近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)