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  • 心はこうして創られる「即興する脳」の心理学(講談社選書メチエ)[ニック・チェイター]
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心はこうして創られる「即興する脳」の心理学(講談社選書メチエ)[ニック・チェイター]
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心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学 (講談社選書メチエ)

2,145(税込)送料無料

商品情報

商品説明

内容紹介(JPROより)

あなたが「思っている」と思っていることは、全部でっちあげだった!

「心の奥底には何かが隠されている」と、誰もが思いたがる。
心理学者や精神分析学者たちは、暗がりに潜むものを暴き出そうと奮闘してきた。
だが、神経科学や行動心理学の驚くべき新発見の数々は、隠された深みなどそもそも存在しないことを明らかにしている。
「無意識の思考」などというのは、神話にすぎなかったのだ。

わたしたちの脳は、思考や感情や欲望を「その瞬間に」生み出している……行動の理由も、政治的信念も、そして恋心さえも。
本書が紹介する数々の驚くべき実験結果を目にしたとき、そのことを疑うことはもはや不可能になる。
世界はどのように存在し、自分はどんな人間であるのかーそれも、脳がもつ途方もない即興能力によって創り出されるフィクションなのだ。

認知科学をリードする世界的研究者が脳と心の秘密を解き明かす、超刺激的論考!

※原題は、The Mind is Flat: The Illusion of Mental Depth and The Improvised Mind (Penguin, 2019)

【本書「訳者解説」より】
本書の最終結論である「心には表面しかない」ということは序章から明記されており、深みという錯覚で私たちを騙している犯人は脳であることが、あたかも最初から犯人がわかっている倒叙ミステリーのごとく、はじめから述べられている。そして、心理学実験を紹介しながら進められる論証は、章を追うごとに説得力を増していくことが、一読してわかるだろう。

チェイター教授は、オークスフォード教授との推論心理学(人間はどのように推論するのか)の共同研究を続けつつ、意思決定や判断、言語や社会的相互作用へと研究領域を拡げ、また自ら会社を共同創業したりイギリス政府へ協力したりと、認知科学のビジネスや政策への応用にも取り組んでいる。

「心は実体というよりは、外界と接する接触面(インターフェイス)における即興演奏の ”手癖” である」という捉え方を展開する本書の射程はかなり広い。

【本書の内容】
序章 文学の深さ、心の浅さ
第一部 心の深みという錯覚
 でっち上げる力/現実という実感/インチキの解剖学/移り気な想像力/感情の創作/選んだ理由の捏造
第二部 即興が「心」を作る
 思考のサイクル/意識の経路の狭さ/無意識的思考という神話/意識の境界/原理ではなく前例/知性の秘密
終章 自分を創り直す

内容紹介(「BOOK」データベースより)

無意識の思考、深層心理、内的世界…そんなものは存在しない。記憶の中の光景も、政治的信念も、あの人を見た時のときめきも、すべては脳の即興=瞬間的にでっち上げているものだった!最新の神経科学や認知心理学研究による常識を揺るがすような実験結果の数々で私たちの「心」の理解を刷新する、超刺激的論考!

目次(「BOOK」データベースより)

文学の深さ、心の浅さ/第1部 心の深みという錯覚(でっち上げる力/現実という実感/インチキの解剖学/移り気な想像力/感情の創作/選んだ理由の捏造)/第2部 即興が「心」を創る(思考のサイクル/意識の経路の狭さ/無意識的思考という神話/意識の境界/原理ではなく前例/知性の秘密)/自分を創り直す

著者情報(「BOOK」データベースより)

チェイター,ニック(Chater,Nick)
ウォーリック大学経営大学院教授。同大学行動科学グループを設立。英国行動インサイト・チーム(通称ナッジ・ユニット)諮問委員。英国気候変動委員会メンバー、認知科学協会フェロー、英国学士院フェロー。ディシジョン・テクノロジー社共同創業者

高橋達二(タカハシタツジ)
1978年、秋田県に生まれる。東京大学教養学部卒業。神戸大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。専門は計算論的認知科学。ロンドン大学およびパリ第八大学EPHE訪問研究員、ドワンゴ人工知能研究所マネジャー、東京大学大学院特任研究員などを経て、東京電機大学教授、理化学研究所AIP客員研究員

長谷川珈(ハセガワコウ)
1977年、千葉県に生まれる。東京大学文学部卒業。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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商品レビュー(20件)

総合評価
 4.06

ブックスのレビュー(1件)

  • 脳が自分を創り出す
    購入者さん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2023年03月18日

    心理学とかいろいろ情味があって、勉強してきたけど、この本は断トツ面白い!
    自分というのは、認識されるものであり、どういう計算でそのように考えるか?というのは、
    自分では認識できない!あくまで計算されてはじき出された結果を認識するだけ。それが私というもの。
    脳のでっち上げ能力を、実験結果と主に説明してくれており、
    本当は深層心理などなく、心には表面しかないというアイデアをどう受け取るのか?
    これに絶望するのか?希望に変えるのか?それはこの本を読んで確かめてほしい。

    1人が参考になったと回答

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