イタリア料理の誕生
キャロル・ヘルストスキー
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商品情報
- 発売日: 2022年08月24日頃
- 著者/編集: キャロル・ヘルストスキー(著), 小田原 琳(訳), 秦泉寺 友紀(訳), 山手 昌樹(訳)
- 出版社: 人文書院
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 360p
- ISBN: 9784409510940
商品説明
内容紹介(出版社より)
イタリア料理は「政治」と「空腹」がつくった?
アメリカへ渡った移民の存在と二つの大戦、そして戦後の消費文化が食に及ぼした影響を辿ることで、「イタリア料理」成立の歴史が見えてくる。多様な史料をもとに複雑な食糧政策と庶民の反応を鮮やかに描く、食のイタリア現代史。
「「イタリア料理」、またひいては国民料理とはいかなるものなのかは、それ自体、論争の対象である。しかし、国民的な広がりをもって消費されていることは、そのひとつの重要な契機、指標と位置づけられよう。こうした要素に注目して「イタリア料理」を捉え直し、国や政府の介入に焦点を合わせた本書は、「イタリア料理」の歴史をめぐる議論に一石を投じるものといえる。」(訳者解説より)
日本語版はしがき
謝辞
序 章
第一章 貧しさにいろどられた食生活と国家統一(1861〜1914年)
第一節 社会問題としての食
第二節 移民のイタリア料理
第三節 国民料理へ向けて
第二章 第一次世界大戦と食の国家統制(1915〜22年)
第一節 大戦初期の消極的介入
第二節 食糧供給の戦時体制
第三節 欲望の統一
第四節 食生活と政治の岐路
第三章 ファシズム料理(1922〜35年)
第一節 ファシズム支配の確立
第二節 国民料理の誕生
第三節 合意の料理
第四章 軍国社会と節約料理(1935〜45年)
第一節 エチオピア侵略
第二節 禁欲生活
第三節 第二次世界大戦
第四節 食と人口戦争
第五章 「経済の奇跡」と豊かさの挑戦(1945〜60年)
第一節 戦後復興と食
第二節 大量消費社会の到来
第三節 イタリア料理の再定義
結論 欠乏料理
エピローグ
訳者解説
訳者あとがき
参考文献
註
索引
内容紹介(「BOOK」データベースより)
アメリカへ渡った移民の存在と二つの大戦、そして戦後の消費文化が食に及ぼした影響をたどることで、「イタリア料理」成立の歴史が見えてくる。多様な史料をもとに複雑な食糧政策と庶民の反応を鮮やかに描く、食のイタリア現代史。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 食の貧困と国民統合(一八六一〜一九一四年)/第2章 第一次世界大戦と食の国家統制(一九一五〜二二年)/第3章 ファシズム料理(一九二二〜三五年)/第4章 軍国社会の節約料理(一九三五〜四五年)/第5章 「経済の奇跡」から豊かな世界へ(一九四五〜六〇年)/結論 欠乏料理
著者情報(「BOOK」データベースより)
ヘルストスキー,キャロル(Helstosky,Carol)
専門はイタリア現代史、イタリア料理の歴史。現在デンバー大学歴史学科准教授
小田原琳(オダワラリン)
専門はイタリア史、ジェンダー史。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授
秦泉寺友紀(シンセンジユキ)
専門はイタリア社会論、ナショナリズム・エスニシティの社会学。現在、和洋女子大学国際学部教授
山手昌樹(ヤマテマサキ)
専門はイタリア近現代史、イタリア鉄道史、ファシズム。現在、日本女子大学文学部学術研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(2件)
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