戦争と罪責 (岩波現代文庫 社会332)
野田 正彰
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商品説明
内容紹介(出版社より)
戦争の時代、そして戦後を通じて、日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた。戦地で残虐な行為を行った将校、軍医、憲兵……。彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為と向き合ってきたのか。精神病理学者による丹念な聞き取りをもとに解明する。罪の意識を抑圧する文化のなかで豊かな感情を取り戻す道を探る。
序章 罪の意識を抑圧してきた文化
第一章 集団への埋没
第二章 道ならぬ道
第三章 心を病む将兵たち
第四章 戦犯処理
第五章 坦白、認罪
第六章 悲しむ心
第七章 過剰適応
第八章 服従への逃避
第九章 無邪気な悪人
第十章 洗脳を生き
第十一章 “させられた”ではなく
第十二章 功名心
第十三章 脱洗脳
第十四章 良識
第十五章 父の戦争
第十六章 引き継がれる歪み
第十七章 感情を取り戻す
あとがき
岩波現代文庫版あとがき
内容紹介(「BOOK」データベースより)
戦場で残虐行為を行った兵士たちの心情を精神病理学者が丹念に聞き取る。なぜそのような行為を行ったのか、その時に何を感じたのか、その後、自らの行為とどのように向き合ってきたのか…。集団に順応することを求められる社会において、抑圧された「個」の感情を私たちはいかにして回復するのだろうか。
目次(「BOOK」データベースより)
罪の意識を抑圧してきた文化/集団への埋没/道ならぬ道/心を病む将兵たち/戦犯処理/坦白、認罪/悲しむ心/過剰適応/服従への逃避/無邪気な悪人/洗脳を生きる/“させられた”ではなく/功名心/脱洗脳/良識/父の戦争/引き継がれる歪み/感情を取り戻す
著者情報(「BOOK」データベースより)
野田正彰(ノダマサアキ)
1944年、高知県出身、北海道大学医学部卒業。長浜赤十字病院精神科部長、神戸市外国語大学教授、ウィーン大学招聘教授、京都女子大学教授、関西学院大学教授など歴任。精神病理学者、作家。文化変容、戦争と革命のなかで生きる人間を精神医学者として考察してきた。著書『コンピュータ新人類の研究』(文藝春秋、大宅壮一ノンフィクション賞)、『喪の途上にて』(講談社ノンフィクション賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(3件)
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