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創造的破壊の力 資本主義を改革する22世紀の国富論

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商品情報

商品説明

内容紹介(出版社より)

経済成長論の権威が語る持続的で平等な成長と繁栄への道筋とは

広く世界を見渡せば、不平等の拡大、企業利益の極端な集中、雇用不安定の増大、劣悪な公衆衛生、環境破壊といった問題がある。これらは数十年前から議論されてきたことだ。経済システムそのものの根本的な改革が必要ではないのか、いやもっと言えば資本主義を放棄すべきではないのか......。


本書の主張は、資本主義に勝るシステムを探すよりも、資本主義をより適切に運営すべきだというものである。創造的破壊の力を活かせばそれは可能だ。創造的破壊には、何よりもまず、成長を生み出す驚くべき力がある。200年足らずの間に想像を超える繁栄へと社会を導いてきたのは創造的破壊にほかならない。


したがって今後の課題は、この力をよく理解して望ましい方向へ導くことになる。






  • 持続的で平等な成長を実現する針路へと創造的破壊を舵取りするにはどうすればいいのか。
  • 過去のイノベーターが資金力にモノを言わせて未来のイノベーターを阻む行為を防ぐにはどうすればいいのか。
  • 創造的破壊が雇用を破壊し、ひいては健康や幸福に及ぼす負の影響を小さく抑えるにはどうすればいいのか。
  • 創造的破壊を好ましい方向に効果的に向かわせる要因にはどのようなものがあるだろうか。


本書ではこうした問いの答えを探していく。(「はじめに」より抜粋)

フランス最高峰の知性による、5年間に及ぶ連続講義

創造的破壊の力とは何か。資本主義を改革し、その力を持続的で平等な成長と繁栄に結び付けるにはどうすればいいか。これが本書の中心的なテーマとなる。


第1章:新しいパラダイム/第2章:テイクオフの謎/第3章:技術革新を恐れるべきか?


第4章:競争はほんとうに望ましいのか?/第5章:イノベーション、不平等、税制/第6章:長期停滞論をめぐる論争


第7章:中所得国の罠/第8章:工業化は絶対に必要か?/第9章:グリーンイノベーションと持続可能な成長


第10章:イノベーションへの道/第11章:創造的破壊、健康、幸福/第12章:創造的破壊のファイナンス


第13章:イノベーションとグローバル化/第14章:投資家としての国家、保険者としての国家


第15章:市場・政府・市民社会のトライアングル/終章:資本主義の未来

競争はほんとうに望ましいのか?

競争がイノベーションと成長に及ぼす総合的な影響をグラフに表すと、逆U字型の曲線になる(図4・3)。この曲線は、競争が先頭近くにいる企業のイノベーションに及ぼすプラス効果と後方にいる 企業へのマイナス効果を合成したものである。この逆U字曲線は、競争とイノベーションのデータが入手可能なほぼすべての国で確認された。このような形の曲線になる理由は、直観的には次のように説明できる。


最初の時点で競争が乏しい状況はグラフの左側に位置付けられる。この状況では企業は先頭からだいぶ離れており、最先端の技術水準に追い付け追い越せという強いインセンティブが働く。そうすればより大きな利益が見込めるからだ。その結果、当初は遠く離れていた企業の多くが先頭に近づいてくる。先頭集団の企業は競争が激化するとイノベーションに一段と力を入れるので、経済全体としてみれば、競争の強度が低い状態から高くなるにつれイノベーションにプラス効果をもたらすと言える。


対照的に、最初の時点で競争が激しい状況はグラフの右側に位置付けられる。この状況で先頭に近い企業は競争相手を打ち負かそうとイノベーションに取り組む。すると技術の最前線が移動し、大方の企業が先頭を疾走する企業から後れをとる。その結果、この経済全体を俯瞰したら、多くの企業が先頭から遠ざかっているはずだ。先頭から遠い企業は競争が激化するとイノベーションの意欲を失い、競争に否定的に反応する。このように、競争が激しい状態からさらに強度が上がる場合には、イノベーションにマイナスの影響があると言える。(p.85~87より抜粋)

更新日:2025年11月08日

内容紹介(JPROより)

フランス最高峰の知性による
コレージュ・ド・フランス連続講義

経済成長論の権威が語る
持続的で平等な成長と繁栄への道 
最新の研究成果で描く資本主義の未来とは? 答えは本書に!

持続的で平等な成長に向けて創造的破壊を舵取りするには?
過去のイノベーターが未来のイノベーターの邪魔をするのを防ぐには?
創造的破壊が雇用を破壊し、健康や幸福に及ぼす負の影響を抑えるには?
創造的破壊を好ましい方向に効果的に向かわせる要因とは?

私たちの将来について考える際の重要なマイルストーンとなる書
ジャン・ティロール(『良き社会のための経済学』著者、ノーベル経済学賞受賞者)

今日の失速した資本主義が成長を回復するために不可欠な本
アンガス・ディートン(『大脱出』著者、ノーベル経済学賞受賞者)

広範で重要なトピックについて、新しく想像力に富んだことを述べる魔法のような本
ロバート・ゴードン(『アメリカ経済 成長の終焉』著者)

最先端の経済分析に基づき、現代経済のダイナミクスを解剖した本
ジョエル・モキイア(『知識経済の形成』著者)
第1章 新しいパラダイム
第2章 テイクオフの謎
第3章 技術革新を恐れるべきか?
第4章 競争はほんとうに望ましいのか?
第5章 イノベーション、不平等、税制
第6章 長期停滞論をめぐる論争
第7章 中所得国の罠
第8章 工業化は絶対に必要か?
第9章 グリーンイノベーションと持続可能な成長
第10章 イノベーションへの道
第11章 創造的破壊、健康、幸福
第12章 創造的破壊のファイナンス
第13章 イノベーションとグローバル化
第14章 投資家としての国家、保険者としての国家
第15章 市場・政府・市民社会のトライアングル
終 章 資本主義の未来

内容紹介(「BOOK」データベースより)

環境問題、社会の分断、不平等とどう折り合いをつけるか。フランス最高峰の知性による連続講義。シュンペーターの創造的破壊を内生的成長理論に取り入れた権威が語る資本主義との共存への道。

目次(「BOOK」データベースより)

新しいパラダイム/テイクオフの謎/新しい技術を恐れるべきか?/競争はほんとうに望ましいのか?/イノベーション、不平等、税制/長期停滞論をめぐる論争/中所得国の罠/工業化は絶対に必要か?/グリーンイノベーションと持続可能な成長/イノベーションへの道/創造的破壊、健康、幸福/創造的破壊のファイナンス/イノベーションとグローバル化/投資家としての国家、保険者としての国家/市場・政府・市民社会のトライアングル/資本主義の未来

著者情報(「BOOK」データベースより)

アギヨン,フィリップ(Aghion,Philippe)
コレージュ・ド・フランス、INSEAD(欧州経営大学院)、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授。ハーバード大学教授を経て現職

アントニン,セリーヌ(Antonin,C´eline)
OFCE(フランス経済研究所)エコノミスト、コレージュ・ド・フランス・イノベーションラボのリサーチ・アソシエイト

ブネル,サイモン(Bunel,Simon)
INSEE(フランス国立統計経済研究所)シニアエコノミスト、フランス銀行エコノミスト、コレージュ・ド・フランス・イノベーションラボのリサーチ・アソシエイト

村井章子(ムライアキコ)
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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