カール・マルクス 未来のプロジェクトを読む
植村 邦彦
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商品説明
内容紹介(出版社より)
資本主義の終わり方と、私たちの未来を考える
格差と貧困の拡大、疎外された労働の拡大……。
「資本主義の矛盾」の深化は、改めてマルクスを歴史の表舞台に押し出した。
現代的な視野からマルクスを再読することで、社会の現実を変革していくうえでの大きな沃野が開けてくる。
私たち自身の未来のプロジェクトを読み取るためにーー。
「資本主義の矛盾」が世界的規模で噴出し、職場内で、国内で、さらには国境を越えて競争に駆り立てられているのが、私たちが置かれている現状である。
「協同/協働」すること、シェアや分かち合い、贈与や互酬性などの再評価が進んでいる。それはまさに、私たちの生き方や社会の仕組み自体が問われているからだ。
「資本主義の終わり方」を考え直してみることは、私たちがこれからどう生きるのか、どのように行動したらいいのか、という実践的問題に直結する。
未来のプロジェクトーー。ここから先は私たち自身が考える番だが、マルクスを再読することは、私たち自身の未来のプロジェクトを読み取ることなのである。
第一章 ロックとマルクスーー労働が所有権を基礎づける?
第二章 初期社会主義と奴隷制
第三章 労働と所有の不正義ーー貧困・疎外・奴隷制
第四章 贈与と分かち合いーーグレーバー『負債論』をめぐって
第五章 アソシアシオン・個体的所有・貨幣
第六章 「ファーガスンとマルクス」再考
第七章 『経済学批判』序言ーー人間の社会と歴史についての一考察
第八章 資本主義の終わり方ーー『資本論』のポリフォニー
第九章 世界システム論とローザ・ルクセンブルク
第十章 東ドイツにおける社会主義と市民社会ーー言説史の試み
第十一章 その後の「市民社会」論
第十二章 戦後日本のマルクス研究
内容紹介(「BOOK」データベースより)
格差と貧困の拡大、疎外労働の拡大…。「資本主義の矛盾」の深化は、改めてマルクスを歴史の表舞台に押し出した。現代的な視野からマルクスを再読することで、社会の現実を変革していくうえでの大きな沃野が開けてくる。私たち自身の未来のプロジェクトを読み取るためにー。
目次(「BOOK」データベースより)
序章 マルクスの未来プロジェクト/1 労働・疎外・奴隷制(ロックとマルクスー労働が所有権を基礎づける?/初期社会主義と奴隷制 ほか)/2 未来社会の構想(アソシアシオン・個体的所有・貨幣/「ファーガスンとマルクス」再考 ほか)/3 資本主義の「終わりの始まり」(資本主義の終わり方ー『資本論』のポリフォニー/世界システム論とローザ・ルクセンブルク ほか)/4 マルクス思想のアクチュアリティ(戦後日本のマルクス研究)
著者情報(「BOOK」データベースより)
植村邦彦(ウエムラクニヒコ)
1952年生まれ。関西大学名誉教授。専門は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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