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児童雑誌の誕生
柿本 真代

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商品情報

  • 発売日:   2023年03月07日頃
  • 著者/編集:   柿本 真代(著)
  • 出版社:   文学通信
  • 発行形態:   単行本
  • ページ数:   296p
  • ISBN:   9784867660010

商品説明

内容紹介(出版社より)

こうして書物は国境を越え、日本の児童雑誌が生まれた。
近代日本において児童雑誌がどのように生み出されたか、どのような読書文化を形作ってきたのか、歴史的な視座から問いなおす書。
従来の「創造性」や「芸術性」を中心に論じられてきた児童文学史に対して、西洋からのノウハウの習得や、流通構造に着目することで、当時の児童雑誌とその読者のありようを立体的に描く。

キリスト教と教育関係、ふたつのルートから、子どもの読み物が日本に入り、そして翻訳・編集を経て児童雑誌が誕生し、日本に住む子どもたちに届けられ、そして読まれるまでの流れについて解明する。国境を越えて書物がもたらされ、新たな読者集団を形成していく、創造性に富んだ、日本の児童雑誌が生まれるまでのダイナミズムを、あますところなく明らかにする。

『少年園』以前の、いわゆる〈胎動期〉の児童雑誌から本格的に分析する初の書。
児童文学に関心がある人のみならず、書物学・図書館学等、書物に関心がある人、必読です。

内容紹介(「BOOK」データベースより)

従来の「創造性」や「芸術性」を中心に論じられてきた児童文学史に対して、西洋からのノウハウの習得や、流通構造に着目することで、当時の児童雑誌とその読者のありようを立体的に描く。“胎動期”の児童雑誌について本格的に分析した初の書。

目次(「BOOK」データベースより)

序章/第1章 キリスト教伝道と子どもの読み物/第2章 児童雑誌の源流ー『よろこばしきおとづれ』と日曜学校運動/第3章 児童雑誌の誕生ー『ちゑのあけぼの』とキリスト教/第4章 児童雑誌の展開ー『少年園』と西洋文化/第5章 児童雑誌の読書実態ー『少年園』の書き入れをめぐって/第6章 読書する子どものイメージー二宮金次郎の読書図を手掛かりに/終章

著者情報(「BOOK」データベースより)

柿本真代(カキモトマヨ)
1986年大阪生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、仁愛大学人間生活学部講師を経て、現在京都華頂大学現代家政学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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