内容紹介（出版社より）

免疫チェックポイント阻害剤の登場により注目されている腫瘍免疫学．本書では「発がん」から「治療」まで，がんと免疫との関わりを解説！がん免疫の学びはじめにも，免疫療法を改めて理解するにも最適な一冊．
【目次】
● はじめに

序章　もっとよくわかる！腫瘍免疫学　発がん，がんの進展，がん治療での免疫応答の変遷

第1章　がんにかかわる免疫学の基礎
1がんに対する免疫応答 - 自然免疫から獲得免疫へ
2がんに対する免疫応答調節 - 免疫監視と免疫寛容

第2章　発がん
排除相
1外界からの刺激と異常細胞（がん細胞）の発生
2排除相における免疫監視機構

平衡相〜逃避相
3平衡相における免疫監視機構と免疫選択
4逃避相における免疫逃避 -Adaptive resistance　がん組織における免疫抑制機構

第3章　がんの進展
1腫瘍微小環境の違い -Hot vs Cold tumor
2腫瘍微小環境の代謝制御
3腸内細菌叢によるがん免疫応答の調節
4がん細胞からみた免疫応答とゲノミクス
5ヒトにおける臨床的がんの姿

第4章　がん免疫療法
1Hot tumorの免疫療法
2Cold tumorの免疫療法
3免疫解析からみたがん免疫プレシジョン医療
4ゲノムからみたがん免疫プレシジョン医療

● 索引
● 執筆者一覧