カルテル化する政党
リチャード・カッツ
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商品説明
内容紹介(出版社より)
政党の本質はどのように変化したか。国家への浸透と政党間の共謀によって特徴づけられる新たなタイプの政党モデルについて論じる。
政党の機能や支持の低下、無党派層の増大など、近年では政党に対して否定的な見方が示されるようになった。しかし、今もなお政党が政治の中心に位置することには変わりがない。本書は、もはや政党が社会(有権者)とのつながりを重視せず、国家機関の一部となって存続しているとするカルテル政党論を体系的に解説する。
【原著】Richard S. Katz and Peter Mair, Democracy and the Cartelization of Political Parties (Oxford Univ Press, 2018)
はしがき
第1章 問題の所在
政党政府に関するプリンシパル─エージェントの単純モデル
政党の変容
カルテルの理論
カルテル政党と政党カルテル
カルテル化が意味すること
カルテル政党
カルテル化の制約
批判
含意
本書の構成
第2章 政党の台頭と衰退
エリート政党
大衆政党
包括政党
第3章 党内権力の所在
地方の政党の浸食
専門職としての政治
結論
第4章 政党と相互関係
政策の収斂
競合様式の変容
連立
第5章 政党と国家
政党法
組織としての政党
市民社会の代理人としての政党と選挙競合者としての政党
政府における政党
政党資金
政党法と党派的自己利益
党派的な公職の拡大
第6章 カルテル政党
カルテル理論の概観
社会理論における理念型
経済と政治におけるカルテル
政党のカルテル
カルテル政党
カルテル政党・合意形成型民主主義・規制国家
第7章 カルテル政党とポピュリスト的反対党
市民と政党の結びつき
専門化とアウトプットの正統化
いずれにせよ、政党民主主義の問題とは何か
ポピュリズムの台頭
将来の展望
最終的な議論
訳者あとがき
参考文献
人名索引
事項索引
内容紹介(「BOOK」データベースより)
政党の本質はどのように変化したか。国家への浸透と政党間の共謀によって特徴づけられる新たなタイプの政党モデル。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 問題の所在/第2章 政党の台頭と衰退/第3章 党内権力の所在/第4章 政党と相互関係/第5章 政党と国家/第6章 カルテル政党/終章 カルテル政党とポピュリスト的反対党
著者情報(「BOOK」データベースより)
カッツ,リチャード(Katz,Richard S.)
ジョンズ・ホプキンズ大学政治学部教授。Ph.D.元European Journal of Political Research共同編集長(2006-2012)
メア,ピーター(Mair,Peter)
元欧州大学院比較政治学部教授。Ph.D.。2011年逝去
岩崎正洋(イワサキマサヒロ)
1965年生まれ。東海大学大学院政治学研究科博士課程後期修了。博士(政治学)。杏林大学社会科学部・総合政策学部助教授、日本大学法学部助教授、同准教授を経て、日本大学法学部教授。専門は比較政治学
浅井直哉(アサイナオヤ)
1990年生まれ。日本大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。日本大学法学部特別助教を経て、現在は日本大学法学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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