スタンプカード 本を購入してスタンプ獲得 抽選で最大1,000ポイントプレゼント
現在地
トップ >  > 新書 > その他
  • 「戦前」の正体愛国と神話の日本近現代史(講談社現代新書)[辻田真佐憲]
  • 「戦前」の正体愛国と神話の日本近現代史(講談社現代新書)[辻田真佐憲]
「戦前」の正体愛国と神話の日本近現代史(講談社現代新書)[辻田真佐憲]
  • Googleプレビュー

「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史 (講談社現代新書)

1,078(税込)送料無料

商品情報

商品説明

内容紹介(出版社より)

【新書大賞2024 第7位!】
「わかりやすい」「読みやすい」と話題沸騰のベストセラー!!

神武天皇、教育勅語、万世一系、八紘一宇……。
右派が誇り、左派が恐れる「戦前日本」の本当の姿とは?
「国威発揚」の物語を検証するーー!


「筆者はここで、同じく昨年、凶弾に斃れた安倍元首相が唱えた「日本を取り戻す」「美しい国」というスローガンを思い出さずにはおれない。それはときに戦前回帰的だといわれた。
 だが、本当にそうだっただろうか。靖国神社に参拝しながら、東京五輪、大阪万博を招聘し、「三丁目の夕日」を理想として語るーー。そこで取り戻すべきだとされた「美しい国」とは、戦前そのものではなく、都合のよさそうな部分を適当に寄せ集めた、戦前・戦 後の奇妙なキメラではなかったか。
 今日よく言われる戦前もこれとよく似ている。その実態は、しばしば左派が政権を批判 するために日本の暗黒部分をことさらにかき集めて煮詰めたものだった。
 つまり「美しい国」と「戦前」は、ともに実際の戦前とはかけ離れた虚像であり、現在の右派・左派にとって使い勝手のいい願望の産物だったのである。(中略)
 このような状態を脱するためには、だれかれ問わず、戦前をまずしっかり知らなければならない。」 (「はじめに」より)


【本書の構成】

第1章 古代日本を取り戻す   明治維新と神武天皇リバイバル
第2章 特別な国であるべし   憲法と道徳は天照大神より
第3章 三韓征伐を再現せよ   神裔たちの日清・日露戦争
第4章 天皇は万国の大君である 天地開闢から世界征服へ
第5章 米英を撃ちてし止まむ  八紘一宇と大東亜戦争
第6章 教養としての戦前    新しい国民的物語のために


【本書の主な内容】

・「新しい戦前」と「美しい国」の共通点
・「神武創業」に新政府がこだわった意図
・「建国記念の日」が生まれた背景
・君が代はなぜ普及したのか?
・明治維新は「中世キャンセル史観」
・神武天皇に似ている「あの人物」
・フェティシズムとしての教育勅語
・女子天皇・女系天皇を排した井上毅
・忘れられる神功皇后と理想の女性像
・神社参拝は軍国主義的なのか?
・「東京」の名付け親・佐藤信淵
・天地開闢とイザナミ・イザナギ神話
・「弱小国家コンプレックス」が生んだ妄想
・戦意高揚に貢献した北原白秋と山田耕筰
・実証なき物語は妄想、物語なき実証は空虚   ……ほか

第1章 古代日本を取り戻す   --明治維新と神武天皇リバイバル
第2章 特別な国であるべし   --憲法と道徳は天照大神より
第3章 三韓征伐を再現せよ   --神裔たちの日清・日露戦争
第4章 天皇は万国の大君である --天地開闢から世界征服へ
第5章 米英を撃ちてし止まむ  --八紘一宇と大東亜戦争
第6章 教養としての戦前    --新しい国民的物語のために

内容紹介(「BOOK」データベースより)

神話に支えられた「大日本帝国」の真実。右派も左派も誤解している「戦前日本」の本当の姿とは。

目次(「BOOK」データベースより)

第1章 古代日本を取り戻すー明治維新と神武天皇リバイバル/第2章 特別な国であるべしー憲法と道徳は天照大神より/第3章 三韓征伐を再現せよー神裔たちの日清・日露戦争/第4章 天皇は万国の大君であるー天地開闢から世界征服へ/第5章 米英を撃ちてし止まむー八紘一宇と大東亜戦争/第6章 教養としての戦前ー新しい国民的物語のために

著者情報(「BOOK」データベースより)

辻田真佐憲(ツジタマサノリ)
1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

関連特集

商品レビュー(31件)

総合評価
 4.10

ブックスのレビュー(4件)

  • (無題)
    jpwkj
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2023年06月10日

    研究成果や論考を、幅広い読者に向けて判り易く説くという、「新書」らしい感じの一冊だ。題名から受ける、少し厳めしい感じでもない。6つの章が在るが、各章での話題は何れも面白い。
    第2次大戦の前後で「戦前」、「戦後」という言い方を広くしていると思う。両者は、何となく「別」であるかのように感じさせられているかもしれないようにも思う。「戦前」の範疇に産れた人達の人生が「戦後」にも続いている例は多く、「戦前」に定着したようなモノが「戦後」に在り続けている例も多いであろう。更に「戦後」の中だけでも、様々な変遷が在って、「そう言えば以前はもっと様子が異なった?」も多々在るのだと思う。漫然とそういうような問題意識も在ったので、本書で取上げている話題は何れも非常に興味深かった。
    明治期以降、「中世」を「キャンセル」して、神武天皇に起源を有する古い時代の「神話」を半ば創出し、それに依拠した考え方を推し進めたと言える面が在るのだと本書は説く。そしてその「神話」の扱いを巡って様々な展開が在る。色々と言われるように、国家が様々な事柄を主導しようとした一面は在るが、「下からの」とでも呼ぶべき、民間から起こった動きが国家の中に採り入れられたというような事柄も在る。「国家が打ち出した物語」とでも呼ぶべき「神話」が時代を牽引していたような様子を「戦前」とすべきなのかもしれない。そういう柱で、幾つかの話題が展開しているのが本書であると思う。
    「戦前」というモノは、強い批判という目線で取り沙汰される場合も在れば、大いに賞賛、称揚するという目線で取り沙汰される場合も在る。が、両者の何れにしても、少し考えてみると「本当は?」というような、考える余地が大いに残るかもしれないというのが、本書で論じられている数々の内容だ。言わば「大いに誤解されているのかもしれない“戦前”なるもの」というようなことが、一口で言う本書の主題かもしれない。
    或いは、本書のようなテーマを考えてみるということが、「歴史を学ぶ」という上で有益であり、求められることなのかもしれない。非常に興味深い一冊なので、広く御薦めしたい。

    1人が参考になったと回答

  • (無題)
    購入者さん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2023年05月18日

    辻田氏の著作は、殆ど読んでいます。今度の一冊も、読むのが楽しみです。

    1人が参考になったと回答

  • (無題)
    購入者さん
    評価 2.00 2.00
    投稿日:2024年09月11日

    街歩きのガイド本を期待していると肩透かしを食らう。
    ガイドの部分もあるが、大部分は著者の行政や民間への批判と主張である。
    同調できる方には楽しめると思いますが、私のような批判だけする事に不快感を覚える人は楽しめないと思います。

    0人が参考になったと回答

楽天ブックスランキング情報

  • 週間ランキング(2025年03月17日 - 2025年03月23日)

     :第3067位(↑) > 新書:第112位(↑) > その他:第38位(↑)

  • 日別ランキング(2025年03月27日)

     :第-位( - ) > 新書:第349位(↓) > その他:第108位(↓)

在庫あり

個数 

お気に入り新着通知

追加済み:
未追加:

追加/削除

お気に入り新着通知

[ 著者 ]

最近チェックした商品

    ※表示を削除したい場合は閲覧履歴のページから削除お願いいたします

    ランキング:新書

    ※1時間ごとに更新

    1. 1
      【予約】独断と偏見(仮)
      【予約】独断と偏見(仮)

      二宮 和也

      1,100円(税込)

    2. 2
      ユダヤ人の歴史
      ユダヤ人の歴史

      鶴見太郎

      1,188円(税込)

    3. 3
      敵は祖国・中国
      敵は祖国・中国

      石平

      1,100円(税込)

    4. 4
      日ソ戦争
      日ソ戦争

      麻田雅文

      1,078円(税込)

    5. 5
      英語と日本語のあいだ
      英語と日本語のあいだ

      菅原 克也

      1,056円(税込)

    購入データ自動連携!楽天ブックス公式 無料 読書管理パプリ Readee

    このページの先頭へ