内容紹介（出版社より）

哲学と喜劇を自在に往還し、アンビバレントな「ロバ性」を捉えたブルーノの奇書。
ユダヤ・キリスト教に対する皮肉やユーモアを織り交ぜ、ロバの象徴的イメージの両義性ー「英知」と「愚鈍」-を描く本書は、雑然とした世界における正／負の垣根を超えた多様性への寛容という示唆に富む。後年、自身の作品リストからブルーノ自らその名を削除したという、ブルーノ著作群の中でもひと際型破りな一冊。
献呈の書簡
ロバを賛美するソネット
勤勉で献身的で敬虔な読者への演説
雌ロバと子ロバの意味に関するたいそう敬虔なるソネット
第一対話
第二対話
第三対話
キュレーネーのロバ
訳注／解説

ジョルダーノ・ブルーノ著作集／全7巻予定
?『カンデライオ』
?『聖灰日の晩餐』
?『原因・原理・一者について』
4『無限・宇宙・諸世界について』
?『傲れる野獣の追放』
?『天馬のカバラ』（本書）
?英雄的狂気
関連書：「ジョルダーノ・ブルーノ伝」（仮題）加藤守通著、「影の敷居」（仮題）ヌッチョ・オルディネ著　加藤守通訳、『ロバのカバラ』ヌッチョ・オルディネ著　加藤守通訳

内容紹介（「BOOK」データベースより）

ユダヤ・キリスト教に対する皮肉やユーモアを織り交ぜ、ロバの象徴的イメージの両義性ー「英知」と「愚鈍」-を描く本書は、雑然とした世界における正／負の垣根を超えた多様性への寛容という示唆に富む。後年、自身の作品リストからブルーノ自らその名を削除したという、ブルーノ著作群の中でもひと際型破りな一冊。

目次（「BOOK」データベースより）

聖クインティーノの後継の修道院長にしてカサマルチアーノの司教である、尊敬すべきドン・サパティーノ卿に宛てられた、ここに書かれているカバラについての献呈の書簡／ロバを賛美するソネット／勤勉で献身的で敬虔な読者への演説／雌ロバと子ロバの意味に関するたいそう敬虔なるソネット／第一対話／第二対話／第二対話第一部／第二対話第二部／第二対話第三部／第三対話／キュレーネーのロバ

著者情報（「BOOK」データベースより）

加藤守通（カトウモリミチ）
東北大学名誉教授。１９５４年生まれ。１９８６年西ドイツ（当時）ミュンヘン大学哲学部博士号取得（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）