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科学文明の起源 近代世界を生んだグローバルな科学の歴史

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商品情報

商品説明

内容紹介(出版社より)

  • 近代科学はどこから生まれたのか?

    ごく最近までほとんどの歴史家は、もっぱら次のようなストーリーを語っていた。近代科学は1500年から1700年までにヨーロッパで編み出されたと。


    しかし、このストーリーはでっちあげである。科学はヨーロッパ文化固有の産物ではなかった。つねに近代科学は、世界中のさまざまな文化の人々や考え方が一緒になることで発展してきた。本書で言いたいのは、近代科学の歴史はグローバルな歴史における数々の重要な瞬間に当てはめて考える必要があるというこだ。


    (「はしがき」より一部抜粋)

  • 歴史から消された科学者たちの物語だ。

    最後に強調したいのは、私は科学を人間活動そのものととらえていることだ。近代科学がもっと広い世界の出来事によって方向づけられたのは間違いないが、それでもそれを築いたのは生身の人間の取り組みである。生きた時代や場所はそれぞれ大きく異なるが、彼らもあなたや私と基本的には違わない。家族もいたし人付き合いもしていた。自分の感情や健康問題と闘っていた。そして何よりも、我々の暮らすこの宇宙をもっと理解したいと思っていた。本書はそんな彼らの物語、歴史から消された科学者たちの物語だ。


    世界13ヵ国で刊行され、ヨーロッパ中心の科学史を覆し、現代社会の見方を変える、かつてない視点で描く近代科学の発達史!


    (「はしがき」より一部抜粋)

  • 「遠くへ旅すればするほど学ぶことが増える」

    クリストファー・コロンブスが1500年に新世界 への第三回航海から帰還してまもなく遺した言葉だ。まさにそのとおりだった。


    16世紀以前、ヨーロッパの学者は古代ギリシアやローマの文書にほぼ完全に頼り切っていた。


    16世紀初頭以降、コンキスタドールや宣教師、そしてアメリカとのあいだを行き来したメスティーソたちによって、科学の諸分野は一変した。新世代の思索家たちが、科学的知識の主要な情報源として経験を重視しはじめ、科学の実際の進め方にも変革を引き起こしたのだ。


    (第1章より一部抜粋)

  • ダーウィンの『種の起源』は目新しい点は何一つなかった。

    第一次世界大戦の勃発までにチャールズ・ダーウィン『種の起源』は、ロシア語や日本語、中国語など、少なくとも 15か国語に翻訳された。しかし多くの読者にとって、進化の基本的な概念は完全に目新しいものではなかった。ロシア帝国でも清朝中国でも、実は進化論は 18世紀末から広く議論されていた。では、『種の起源』の何が人々を惹きつけたのか?


    それは、「生存競争」の概念だった。進化が戦いにたとえられたことで、 19世紀にはヨーロッパだけでなくアジアやアメリカでもさまざまな科学思索家が想像力を掻き立てられたのである。


    (第5章より一部抜粋)

  • 遺伝学は国家形成の道具にすぎなかった

    「遺伝学的に言うと、人種を問わずすべての人間は99.9%以上同じである」という考え方は、「共通の人間性」という理想像を追い求める人たちの心に強く響いた。ヒトゲノム計画は人種差別のない未来の一翼を担うものと受け止められた。しかし、ヒトゲノム計画が完了した後立ち上げられた世界各国の独自の国民ゲノム計画はいずれも、国家を再び人種の枠組みでとらえる民族主義を焚きつける結果となった。そして、今日、現代遺伝学で約束されていた「共通の人間性」という理想像は、以前よりもますます手の届かないものになっているようだ。


    (第8章より一部抜粋)

更新日:2025年10月28日

内容紹介(JPROより)

ヨーロッパ中心の科学史を覆す!
科学革命は大陸を越えた文化交流と、古今東西の知られざる科学者のたゆまぬ努力によってもたらされた。
現代世界の見方を変える、かつてない視点で描く近代科学の発達史。

コペルニクスやガリレイ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインといった科学者の名前は、誰もが知っている。
そして、近代科学は16世紀から18世紀までにヨーロッパで誕生し、19世紀の進化論や20世紀の宇宙物理学も、ヨーロッパだけで築かれたとされている。
しかし、科学技術史が専門のウォーリック大学准教授、ジェイムズ・ポスケットによれば、このストーリーは「でっち上げ」であり、近代科学の発展にはアメリカやアジア、アフリカなど、世界中の人々が著しい貢献を果たしたという。

科学の未来は、グローバリゼーションとナショナリズムという2つの力の中間の道を見つけられるかどうかに懸かっている。
政治やイデオロギーによって書き換えられてしまった科学の歴史を明らかにし、科学発展のグローバルな過去をつまびらかにすることで、科学の未来について考えさせる書。

「国際的なつながりが、時代を超えて科学の進歩を刺激してきたことを説明する」
ーーアリス・ロバーツ(『人類20万年 遙かなる旅路』著者)

「近代科学がヨーロッパだけで発達したものではないことを、説得力をもって示してみせる」
ーージム・アル=カリーリ(『量子力学で生命の謎を解く』共著者)

「標準的な科学史ではその偉業が語られることのない科学者たちの物語を楽しく読める」
ーーイアン・スチュアート(『もっとも美しい対称性』著者)

内容紹介(「BOOK」データベースより)

ヨーロッパ中心の科学史を覆す。世界13ヵ国で刊行。科学革命は大陸を越えた文化交流と、古今東西の知られざる科学者のたゆまぬ努力から誕生した。現代世界の見方を変える、かつてない視点で描く近代科学の発達史。

目次(「BOOK」データベースより)

はしがきー近代科学の起源/第1部 科学革命 1450年頃〜1700年頃(新世界との出合い/天文学の興隆)/第2部 帝国と啓蒙 1650年頃〜1800年頃(ニュートンの発見を導いたもの/経済のための博物学)/第3部 資本主義と紛争 1790年頃〜1914年(進化論と生存競争/ナショナリズムと国際主義)/第4部 イデオロギーと戦争の余波 1914年〜2000年頃(政治の時代の物理学/冷戦と遺伝学)/エピローグー科学の未来

著者情報(「BOOK」データベースより)

ポスケット,ジェイムズ(Poskett,James)
ウォーリック大学准教授。科学技術史が専門。ケンブリッジ大学で博士号を取得し、ダーウィン・カレッジのエイドリアン・リサーチ・フェローシップを取得した。『ガーディアン』『ネイチャー』『BBCヒストリーマガジン』などに寄稿し、インドの天文台からオーストラリアの自然史博物館まで、世界各地を調査のために訪れている。2013年にはBBC新世代思想家賞の最終選考に残り、2012年には英国科学作家協会による最優秀新人賞を受賞している

水谷淳(ミズタニジュン)
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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商品レビュー(5件)

総合評価
 4.40

ブックスのレビュー(1件)

  • 科学史におけるグローバルな視点
    hghg0866
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2024年01月14日

    科学は西洋を中心に発展してきたと考える人は多いかもしれない。しかし、本書ではこれが誤りであり、グローバルな相互作用によって、さまざまな分野の科学が発展してきたことを、多種多様な事例に基づき明快に示している。科学や世界史に興味のある多くの人に推薦できる本である。

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