内容紹介（出版社より）

天才画家の半生をたどる。
詩情豊かなロマンティシズムで古代神話の再現を試みた夭折画家の半生を、作品と習作、書簡、追想、批評などから描く。口絵カラー16頁付き。
［青木繁 主な収録作品］
・カバー　「黄泉比良坂」（色鉛筆・パステル）
・口　絵　「宍戸の紅葉」（油彩）、「妙義山」（油彩/水彩）、
「神塞妙義」（鉛筆・淡彩）、「黄泉比良坂（習作）」（水彩/コンテ）
「海の幸」（油彩）、「海」（油彩）、「わだつみのいろこの宮」（油彩）……等16点
・本　文　【妙義篇】「舞楽面」、「妙義の奥」、「網棚」、「松井田駅」、「闍威弥尼」、「輪転」
【房州篇】「小谷家の図」、「絵入り直筆書簡」、「鏽斧」（蒲原有明『春鳥集』口絵）、「混沌」、「発作」、「運命」
【資料篇】「絵入り直筆書簡」……等16点

内容紹介（「BOOK」データベースより）

詩情豊かなロマンティシズムで古代神話の再現を試みた夭折画家の半生を、作品と習作、書簡、追想、批評などから描く。

目次（「BOOK」データベースより）

妙義篇（はじめにーけしけし山の「青木繁之碑」／「六月五日夜」-青木特有の幻覚と無常観／近代批判と文化の継承／妙義山への写生旅行ー坂本繁二郎「絵入り書筒」と青木繁「神塞妙義」／青木繁と坂本繁二郎ー対照的な二人／「山の暉」に寄せた高島宇朗の詩／「黄泉比良坂」神話への遡及）／房州篇（「海の幸」誕生／「海の幸」制作背景／蒲原有明の詩「海の幸」／「わだつみのいろこの宮」／実験的・前衛的な作品群／青木繁とロセッティ、ラファエル前派／岩野泡鳴『夕潮』の挿画／蒲浦有明と詩画集の構想）／資料篇（自伝草稿…青木繁／美術閑話…青木繁／追想記（その一）…森田恒友／追想記（その二）…正宗得三郎／追想記（その三）…坂本繁二郎／海の幸…木下杢太郎／蠱惑的画家（伝説と印象）…蒲浦隼雄／青木君に関する追想…岩野泡鳴／噫青木繁君…梅野満雄／青木繁書簡）

著者情報（「BOOK」データベースより）

吉野博美（ヨシノヒロミ）
１９５９年、福岡県生まれ。熊本大学教育学部心理学科卒業。県立高等学校教諭。現在、美術批評家として活躍。２００４年、美術愛好家団体・Ａｒｔ　Ｃｏｌｌｅｃｔｏｒｓ　Ｏｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ（ＡＣＯ）設立。年２回、会誌発行（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）