内容紹介（出版社より）

カントの『実用的見地の人間学』に感銘を受けて設立された人間学研究会は、60年間「人間とは何か」について取り組んできた。ソ連における障害者の社会参加から「たん焼 忍」誕生秘話まで、会員13名によるエッセイ・論集。
はじめに　佐竹幸一、杉山靖夫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第1部　　人間学研究所（1999年設立）
Essay 1
1. 森岡修一　人間学探訪の遊歩道（プロムナード）
2. 里見 脩　「情報戦」とは何かー情報に疎い国は亡ぶー
3.岩城正夫　後期高齢者と習い事　
4. 高橋喜代治　秩父の耕地ー回想的点描ー
5. 西田隆男　児童虐待からの回復と成長ー「大きい子ども」の駆け込み寺:自立援助ホームー
6. 白村直也　ソ連における障害者の社会参加ー国は誰を障害者とし、どう向き合ったのかー
7. 松本 孚　総合人間学の授業を終えて
8. 野本雅央　小原人間学の陰の立役者ー佐竹幸一さんー　　　　　　　　　　　　　　　　
9. 木村廣子　柴田先生の思い出
第2部　実用的人間学研究会（1993年設立）
Essay 2
1. 杉山靖夫　ロシアと私、そして実用的人間学研究会の思い出
2. 上杉徳治郎　「たん焼 忍」に至るまで
3. 檀上 新　私が建築士の道に進んだわけ
4. 佐竹幸一　実用的人間学とのあゆみー人間学研究所と「こういちの人間学ブログ」-
資料編
資料ー1　人間学研究所年誌　1から19号
資料ー2　人間学研究所と実用的人間学研究会の歴史
おわりに　森岡修一、里見 脩