![関和知の出世政論記者からメディア議員へ(近代日本メディア議員列伝・3巻)[河崎吉紀]](https://tshop.r10s.jp/book/cabinet/1037/9784422301037_1_2.jpg)
関和知の出世 政論記者からメディア議員へ (近代日本メディア議員列伝・3巻)
河崎 吉紀
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商品情報
- 発売日: 2024年03月13日頃
- 著者/編集: 河崎 吉紀(著)
- レーベル: 近代日本メディア議員列伝・3巻
- 出版社: 創元社
- 発行形態: 全集・双書
- ページ数: 392p
- ISBN: 9784422301037
商品説明
内容紹介(出版社より)
関和知(1870〜1925)は、東京専門学校(現在の早稲田大学)で人的資本を蓄え、卒業後は郷里・千葉で『千葉民報』記者となるもほどなく廃刊。自ら立ち上げた『新総房』で政論にジャーナリズムの効果を加え、千葉県改進党系のホープとして認知されていく。周囲に押されてイェール大学に進学、のちプリンストン大学に転じてウッドロウ・ウィルソンの講義を直に聴講するなどして学位を取得。帰国後に『萬朝報』の記者、ついで『東京毎日新聞』の編集長に就任し、第10回衆議院議員総選挙補欠選挙に当選。以後7回の当選を重ね、加藤高明内閣では陸軍政務次官に就任した。普通選挙の導入によって、「世論」を喚起し力に変え、政論を執筆し「輿論」形成に努める、二面性をもった大衆政治が本格化する趨勢を正確に捉えてパフォーマンスに徹した関和知を通じて、メディア議員の本質に迫る。
〈近代日本メディア議員列伝〉
明治から戦後にかけて〈政治のメディア化〉を体現したメディア議員を取り上げ、一人一冊で深掘りする、佐藤卓己氏単独編集による完全書下ろしの新シリーズ。国会議員がこぞってSNSで発信し続ける現代政治への向き合い方に自省を迫る、これまで無かった人物列伝。
序章 メディア議員とは何か
第一章 政治的拠点としてのメディア
1 自由民権運動の世代
2 新世代の新聞
第二章 アメリカ帰りのジャーナリスト
1 未来の国務大臣たる準備を為す
2 中央のメディアへ進出
第三章 改進党系の若手代議士
1 メディア議員への突破口
2 帝国議会へデビュー
3 第一次憲政擁護運動
4 アメリカの排日運動と議員外交
第四章 早稲田の人的ネットワーク
1 思いは同じワセダニアン
2 司法省副参政官
第五章 閥族打破から国民教育へ
1 旧式的閥族内閣
2 早稲田騒動と中国視察
3 軍閥政治批判
4 政党対政党
第六章 憲政会幹事長の政治演説
1 外交問責──国民の輿望を裏切った
2 党議に拘束された普選運動
第七章 普通選挙運動における「独立の生計」
1 憲政会幹部の苦衷
2 普選の前に国民教育を
第八章 憲政会総務のメディア・パフォーマンス
1 達磨落とし
2 海軍大将の変態内閣
3 臨時法制審議会──普通選挙を目指して
第九章 第二次憲政擁護運動と国民の政治参加
1 諸勢力が一堂に会して
2 加藤高明内閣発足
終章 メディア議員のゆくえ
あとがき
内容紹介(「BOOK」データベースより)
普選導入で大衆政治が本格化する趨勢を先読みし、“憲政会の闘将”として聴衆の耳目を集めた関和知にメディア議員の祖型を探る。
目次(「BOOK」データベースより)
序章 メディア議員とは何か/第1章 政治的拠点としてのメディア/第2章 アメリカ帰りのジャーナリスト/第3章 改進党系の若手代議士/第4章 早稲田の人的ネットワーク/第5章 閥族打破から国民教育へ/第6章 憲政会幹事長の政治演説/第7章 普通選挙運動における「独立の生計」/第8章 憲政会総務のメディア・パフォーマンス/第9章 第二次憲政擁護運動と国民の政治参加/終章 メディア議員のゆくえ
著者情報(「BOOK」データベースより)
河崎吉紀(カワサキヨシノリ)
1974年、奈良県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程退学。博士(新聞学)。現在、同志社大学社会学部教授。専攻はメディア学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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