商品説明
内容紹介
古代日本人にとって「魂」とは何だったのか。また、「死」とは何だったのか。
なぜ剣や玉を神聖に扱い、漂着した石に注意を払い、鳥の声に耳を澄ませたのか。
歌は何のために歌ったのか。神々はどこから降りてきて、魂はいかにして人に宿るのか。
「鎮魂(たまふり)」とは何か。「産霊(むすび)」とはどのような信仰か。
古代の「魂信仰」を知ることで、万葉集の歌の本来の意味も、大嘗祭、神楽、禊祓、物忌みなど神道儀式の本義も、正月や盆など年中行事の由来も、自ずから解けてくる。そこから古来、日本人にとって何が大切だったかも垣間見えてくるだろう。
本書は「折口学」の中心テーマと言ってもいい「魂信仰」の論考を集めた。
現在、書店に流通している文庫・選集未収録の作品の中から、講演録を中心に、入門に適した七篇を厳選。
表記を新字・新かなに直し、ふりがなと注を多めに入れ、読みやすいように編集した。
「昔の人々は霊魂信仰を深く信じていました。そのかたみとして、今日なお我々の生活の上に、いろんな形で印象されているわけです。そういう行事について、現在表面上の関係が認められないからと言って、知らないで過しているのは、あまり寂寥(せきりょう)な生活と言わねばなりません。(中略)それは、何も昔の生活をもう一度復興させようと言うのではありません。我々が今日、なぜこういう生活をしているのか。その理由を知る事なのです」(本書所収「鳥の声」より)
[目次]
神々と民俗
剣と玉
鳥の声
古代日本人の信仰生活
産霊(むすび)の信仰
上代(じょうだい)葬儀の精神
万葉集に現れた古代信仰
編集後記
■【POD本】に関するご注意■
こちらの商品は【プリントオンデマンド版】となります。ご注文頂き次第順次印刷・納品となりますのでご了承下さい。
過去に取り扱っている商品があった場合、当時の商品と印刷の品質・価格が異なる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
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