内容紹介（出版社より）

生成AIが私たちの社会生活を大きく変えてしまいうる時代において、様々な議論と試行錯誤が続いている。人間と社会に与えられるのは脅威なのか？それとも福音なのか？ --テクノロジーに向き合うために問われているのは私たちの人間観、そして社会観でもある。 本企画は「IT批評」連載から、最前線でAIを開発している情報科学者やAIと人間について深く考察を続ける有識者の論考をまとめ、来たるべき社会を構想するために何を問い何を考え抜くべきか、考察と理解を促す待望の一冊。

内容紹介（「BOOK」データベースより）

来たるべき社会をヴィジョンするためのナレッジとマインド。テクノロジーと人を深く考察する論点をここに凝縮。

目次（「BOOK」データベースより）

序論ーテクノロジーを語ることは近代を考えなおすこと／ポスト・ディープラーニングーポスト・ディープラーニングと日本の優位性／ＡＩのブラックボックスー第４次ＡＩブームを切り拓くＸＡＩとＣＡＩ／ポスト生成ＡＩ-来たるべき人とＡＩとのインタラクション／ＡＩと言語ーＡＩは自分が生きていることを認識できるか／ＬＬＭ（大規模言語モデル）-ＬＬＭは「言語ゲーム」的か／コンピューティングパワーとＬＬＭ-国産ＬＬＭ開発に「富岳」で挑む／量子世界の考え方ーマルチバース化する社会で「クオンタム思考」を身につけよ／量子機械学習ー量子超越を可能にしたエンジニアリング視点／ＡＩと労働ー頭脳資本主義の時代をいかに生きるか？／ＡＩとミクロ経済学ー機械学習とミクロ経済学の幸福な出会い／ＡＩ倫理ー経済学者が取り組むテクノロジーのリスクアセスメント／ＡＩと法ーＡＩ時代の法と規範／メタバースー日本のカルチャーが育むメタバースという異世界に対する想像力／都市論ービッグデータ活用で実現する市民参加型のまちづくり／人工生命ー知能から生命へ　人工生命の最前線／ＡＩとアートーアートとテクノロジーで未来を思索する／テクノロジーの文明論ー地球全体を外側から眺めるという知的な革命／ＡＩと近現代哲学ーポスト・モダンからポスト・ヒューマニズムへ／科学哲学ー科学は命と知を語りうるのか／終論ー機械の問題と人間の問題を切り分けて明示された宿題

著者情報（「BOOK」データベースより）

桐原永叔（キリハラエイシュク）
「ＩＴ批評」編集長。株式会社トリプルアイズ取締役。幻冬舎メディアコンサルティング編集局長を経て、眞人堂株式会社創立。２０１９年、買収合併でＡＩベンチャーであるトリプルアイズに合流。取締役として事業企画・推進を行うかたわら、「Ｗｅｂ　ＩＴ批評」を運営している。また、企業へのコンサルティングや講演活動でも活躍。「Ｗｅｂ　ＩＴ批評」では毎月、レビュー記事を執筆・配信している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）