家から5分の旅館に泊まる
- | レビューを書く
2,090円(税込)送料無料
この商品が関連するクーポン・キャンペーンがあります(10件)開催中のキャンペーンをもっと見る
※エントリー必要の有無や実施期間等の各種詳細条件は、必ず各説明頁でご確認ください。
- 条件達成でポイント2倍!楽天モバイルご契約者様はさらに+1倍
- 【楽天モバイルご契約者様】条件達成で100万ポイント山分け!
- 条件達成で本全品ポイント2倍!楽天ブックスの読書管理アプリを使おう
- 【ポイント5倍】図書カードNEXT利用でお得に読書を楽しもう♪
- 【対象者限定】全ジャンル対象!ポイント3倍 おかえりキャンペーン
- 【楽天ブックス×楽天ラクマ】条件達成で10万ポイント山分け!
- 本・雑誌全品対象!条件達成でポイント最大10倍(2025/5/1-5/31)
- 【楽天Kobo】初めての方!条件達成で楽天ブックス購入分がポイント20倍
- 楽天モバイル紹介キャンペーンの拡散で1,000円OFFクーポン進呈
- エントリー&お気に入り新着通知登録で300円OFFクーポン当たる!
商品説明
内容紹介(出版社より)
行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。
執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。
話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオ、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。
今の疲れ果てた自分でも読めるような、むしろ、こんなときだから読みたくなるような本はないものだろうか……書棚をもっとよく探せば見つかったのだろうけど、そのときは体力もなく、まばゆく見える本ばかりが並ぶ書店をよろよろと出ての帰り道、暗くて静かな旅行記を書こう、と心に決めたのだった。大好きな『つげ義春日記』の、あの雰囲気が念頭にあった。(中略)旅先で出会う何かに心が癒されるとか、元気になるとか、そんな自分勝手なことを期待しているわけではなく、知らない土地を歩くことで、そのあいだだけは、自分自身のことを考えずに済むのかもしれない。ただ、見ているだけ、聞いているだけ、歩いているだけの存在になれるような気がするのだ。そしてその行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。(「まえがき」より)
内容紹介(「BOOK」データベースより)
『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビュー、今最も注目すべき書き手、スズキナオ初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。
目次(「BOOK」データベースより)
1 よく知っている町の知らない夜(蔵前のマクドナルドから/上を向いて有馬温泉を歩く ほか)/2 こういう時間がたまにあってそれに支えられて生きている(犬鳴山のお利口な犬と猫/暑い尾道で魚の骨をしゃぶる ほか)/3 こんなに居心地のいい店がなくなってしまう未来(予備校の先まで歩くときがくる/“同行二人”を思いながら野川を歩く ほか)/4 未来の自分が乗った飛行機が残していく雲を今の自分が見上げている(熱海 夜の先の温泉玉子/今日もどこかでクソ面倒な仕事を ほか)
著者情報(「BOOK」データベースより)
スズキナオ
1979年東京生まれ。フリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(12件)
- 総合評価
4.12
-
(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2024年09月21日
スズキナオの「家から5分の旅館に泊まる」は、日常と非日常の境界を曖昧にする独特なエッセイで、近所の旅館に泊まるという一見奇妙で些細な行為を通して、普段見過ごしている日常の風景や感覚に新たな視点を与えてくれます。
**感想の一例:**
この本を読むと、「旅とは遠くに行くことだけではない」という新しい発見があります。家からわずか5分の距離にある旅館に泊まるというアイデアは、最初は奇妙で無駄に思えるかもしれませんが、著者の視点を通してその行為がどれだけ豊かで刺激的かが伝わってきます。旅館に到着し、慣れ親しんだはずの街が少しだけ違って見える、その感覚の描写が非常にリアルで、まるで自分もその場にいるかのように感じさせてくれます。
日常を離れずして得られるリフレッシュ感や、近所にあるけれど普段は気づかなかった旅館の独特の空気感、そして家にいるときとは違う「お客様」扱いの心地よさ。著者が旅館の部屋から街を眺め、普段の生活圏を外側から見る視点には、ちょっとした非日常感が漂い、日々の風景に新しい魅力を見出す喜びがあります。
また、「何も特別なことをしなくても、場所が変わるだけで心のあり方がこんなにも変わるんだ」と気づかせてくれる点も印象的です。この本は、読者に「近くのどこか」で新しい体験をする勇気を与え、どこにでも「旅」は存在するのだと教えてくれます。
読み終えた後、身近な場所で小さな冒険を試みてみたくなる、不思議な余韻を残す一冊です。0人が参考になったと回答