内容紹介（JPROより）

現代日本文学における稀有な才能・阿部和重による至高のエンタメ巨編。
一触即発のリアルな国際情勢を背景にくりひろげられるスリルと＜愛＞の物語。
タイトルは「ブラック・チェンバー」（秘密情報部）と「チェンバー・ミュージック」（室内楽）をつなげた造語。

内容紹介（「BOOK」データベースより）

「危険ですから、横口さんは手を引いてください」。“極秘任務”が打ち切られ、ハナコは姿を消す。横口は彼女を連れ戻し、自分の思いを伝える。命を狙われる身となった横口は、無事ハナコを逃がすため一か八かの賭けに出る。固い約束を交わす二人をさらなる悲劇が襲うー分断された世界に抗う男女の怒涛のラブストーリー、興奮と感涙の完結編。

著者情報（「BOOK」データベースより）

阿部和重（アベカズシゲ）
１９６８年、山形県生まれ。９４年「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞しデビュー。９９年『無情の世界』で野間文芸新人賞、２００４年『シンセミア』で伊藤整文学賞・毎日出版文化賞、０５年『グランド・フィナーレ』で芥川賞、１０年『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）