心理療法において何が癒やすのか?
ヴォルフガング・ギーゲリッヒ
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商品情報
- 発売日: 2024年10月17日頃
- 著者/編集: ヴォルフガング・ギーゲリッヒ(著), 田中 康裕(訳)
- 出版社: 創元社
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 194p
- ISBN: 9784422118338
商品説明
内容紹介(出版社より)
ユング派を代表する理論家が初めて心理療法の実践を主題として取り上げた著作。「魂」の領域において癒やしとは何を意味するのか、どのような要因が、いかにして、なぜ癒やしの効果をもたらすのか。癒やしの要因として治療者や患者の人格、自身を解放すること、治療者が依拠する理論などに焦点を当てながら、心理学それ自体の内的な論理を重視する独自のアプローチによって、「魂の作業」としての心理療法の本質を描き出す。
【目次】
文献と略語
序文
まえがき
第1章 導入的なコメント
第2章 癒やしについての二種類の考え方ーー医学と心理療法
第3章 主たる癒やしの要因:治療者の人格
第4章 自身を解放することのもつ癒やしの効果
1.他者に自身を委ねることとしての自身の解放:あるいは、治療的な要因としての治療の統語論における治療者というポジション
2.「魂の」自己運動に自身を解放すること:あるいは、「魂」への内在化
治療のセッティングと転移についての追記
イメージのプロセスと近代的意識の否定性へと自身を解放することについての追記
3.自らの病を自らの主観性から客観的普遍性へと解放すること
4.自身を自身へと、すなわち、自らの存在や本性へと解放すること
5.自身を自らの病理へと、そして自身の概念を概念なるものへと解放すること
第5章 意識への働きかけを通した治療的な効果
1.自身を解放することへの「抵抗」に働きかけること
2.イメージ、夢に取り組むこと
3.「啓蒙」としての治療的な取り組み(隠された幻想を暴き、焼灼すること等)
第6章 新しさを通した、そして動きそれ自体を通した治療的な効果
第7章 限界
人名索引
事項索引
訳者あとがき
内容紹介(「BOOK」データベースより)
ユング派を代表する理論家による心理療法の実践を主題とした初の著作。「魂」の領域において、癒やしとは何を意味するのか。どのような要因が、いかにして、なぜ癒やしの効果をもたらすのか。心理学それ自体の内的な論理を重視する独自のアプローチによって、「魂の作業」としての心理療法の本質を包括的に描き出す。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 導入的なコメント/第2章 癒やしについての二種類の考え方ー医学と心理療法/第3章 主たる癒やしの要因:治療者の人格/第4章 自身を解放することのもつ癒やしの効果/第5章 意識への働きかけを通した治療的な効果/第6章 新しさを通した、そして動きそれ自体を通した治療的な効果/第7章 限界
著者情報(「BOOK」データベースより)
ギーゲリッヒ,ヴォルフガング(Giegerich,Wolfgang)
1942年生まれ。米国で独文学を教えた後、シュトゥットガルトのユング研究所で訓練を受け、ユング派分析家資格を取得。1976年にシュトゥットガルトで分析家として開業し、その後はミュンヘン近郊にオフィスを移し、現在はベルリン在住。故ジェイムズ・ヒルマンとともに元型的心理学の旗手と見なされ、エラノス会議での講演をはじめ、世界中の様々な国で講義や講演を行い、200以上に上る著作や論文は、日本語、イタリア語、ポルトガル語などを含め、数か国語に翻訳されている
田中康裕(タナカヤスヒロ)
1963年生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(心理学)、ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師。現在、京都大学大学院教育学研究科教授。専攻は臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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