内容紹介

ストーリー

【ストーリー】
かつてミラノを統治したプロスペローは、弟アントーニオとナポリ王アロンゾーの計略により、大公の座を奪われ追放された。いまや彼は書物と妖精たちに囲まれ、美しく成長した愛娘ミランダとともに絶海の孤島で暮らしている。忠臣ゴンザーローに託された24冊の書物を通し、強大な魔法の力を手に入れたプロスペローは、自ら語り部となって復讐譚を書き綴る。アントーニオたちが乗る船を嵐で転覆させ、島に漂着したアロンゾーの息子ファーディナンドに過酷な試練を課し、ミランダと巡り会わせる。一方、島を横取りしたプロスペローを憎む怪物キャリバンは、ナポリ王の家臣たちと組んで謀反を企てるが、自在に物語を操るプロスペローの魔力には敵わない。忠実な妖精エアリアルの助けも得て、ついに復讐を完遂しようとしたとき、プロスペローの胸中に変化が……。
【解説】
シェイクスピアの戯曲テンペストを原案に24冊の魔法の書を手に入れた男による復讐劇