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透析を止めた日[堀川惠子]
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透析を止めた日
堀川 惠子

3位 健康部門 楽天ブックス日別ランキング(2025年02月06日)ランキングを見る

1,980(税込)送料無料

商品情報

  • 発売日:   2024年11月14日頃
  • 著者/編集:   堀川 惠子(著)
  • 出版社:   講談社
  • 発行形態:   単行本
  • ページ数:   328p
  • ISBN:   9784065342794

商品説明

内容紹介(出版社より)

「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」

なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか?
どうして、「緩和ケア」を受けることさえできないのか?

10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。
その壮絶な最期を看取った著者による、息をのむ医療ノンフィクション!

<序章>より
「夫の全身状態が悪化し、命綱であった透析を維持することができなくなり始めたとき、
どう対処すればいいのか途方に暮れた。
医師に問うても、答えは返ってこない。
私たちには、どんな苦痛を伴おうとも、たとえ本人の意識がなくなろうとも、
とことん透析をまわし続ける道しか示されなかった。
そして60歳と3ヵ月、人生最後の数日に人生最大の苦しみを味わうことになった。
それは、本当に避けられぬ苦痛だったか、今も少なからぬ疑問を抱いている。
 なぜ、膨大に存在するはずの透析患者の終末期のデータが、死の臨床に生かされていないのか。
なぜ、矛盾だらけの医療制度を誰も変えようとしないのか。
医療とは、いったい誰のためのものなのか」

<目次>
序章
《第一部》
第1章 長期透析患者の苦悩
第2章 腎臓移植という希望
第3章 移植腎の「実力」
第4章 透析の限界
第5章 透析を止めた日
《第二部》  
第6章 巨大医療ビジネス市場の現在地
第7章 透析患者と緩和ケア
第8章 腹膜透析という選択肢
第9章 納得して看取る
献体ーーあとがき

解説  南学正臣(日本腎臓学会理事長)

内容紹介(「BOOK」データベースより)

私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかったー。なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか?どうして、「緩和ケア」を受けることさえできないのか?透析を止めた夫。看取った著者。息をのむ医療ノンフィクション!

目次(「BOOK」データベースより)

第1部(長期透析患者の苦悩/腎臓移植という希望/移植腎の「実力」/透析の限界/透析を止めた日)/第2部(巨大医療ビジネス市場の現在地/透析患者と緩和ケア/腹膜透析という選択肢/納得して看取る)

著者情報(「BOOK」データベースより)

堀川惠子(ホリカワケイコ)
1969年広島県生まれ。ノンフィクション作家。広島大学特別招聘教授。『チンチン電車と女学生』(小笠原信之氏と共著)を皮切りに、ノンフィクション作品を次々と発表。『死刑の基準ー「永山裁判」が遺したもの』で第32回講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命ー死刑囚から届いた手紙』で第10回新潮ドキュメント賞、『永山則夫ー封印された鑑定記録』で第4回いける本大賞、『教誨師』で第1回城山三郎賞、『原爆供養塔ー忘れられた遺骨の70年』で第47回大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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商品レビュー(11件)

総合評価
 4.90

ブックスのレビュー(7件)

  • (無題)
    購入者さん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2024年11月20日

    透析医療機関の門前薬局で働いています。
    とても参考になりました。

    4人が参考になったと回答

  • 衝撃的な一冊
    購入者さん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2025年01月21日

    透析治療の現場に隠された「選択肢の少なさ」という現実を突きつけられる、非常に衝撃的な一冊でした。特に、腹膜透析という治療法がほとんどの病院で提供されていないことにショックを受けました。この治療法は患者が自宅で行えるなど生活の自由度を高める可能性を持ちながら、日本では普及率が3%程度という現状に驚きを隠せませんでした。
    本書では、透析患者がどのように選択を迫られ、その裏で医療現場が抱える課題や制約がどのように影響を与えているのかが詳細に描かれています。患者や家族、医療従事者が選ぶ「最善」が何であるのか、読者に問いかけながら、生と死に関わる選択の重みを深く考えさせられます。
    最近では、腹膜透析に関するCMも目にするようになり、認知度が少しずつ高まってきているのを感じます。こうした動きが加速し、多様な選択肢が当たり前に提供される医療環境が日本にも根付くことを期待しています。この本を読んで、日本の医療がさらに患者本位の方向へ進むことを願わずにはいられませんでした。
    『透析止めた日』は、単なる医療ドキュメンタリーを超えた、人生や家族、希望について深く考えさせられる作品です。透析治療に関わる方々だけでなく、自分自身の生き方や選択について改めて見つめ直したい全ての人にとって、強くお勧めできる一冊です。

    2人が参考になったと回答

  • (無題)
    購入者さん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2025年01月07日

    透析をしている父の気持ちを分かることができればと購入。
    全員が当てはまるわけではないのでしょうが、とても勉強になります。

    2人が参考になったと回答

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