内容紹介（出版社より）

沖縄の精神科デイケアの文芸教室から生まれた肝愛［チムググル］の詩集。心の風に吹かれながら悲しみをこえ今を生きてゆく詩たち。「病気のこと、デイケアに通って良い方向に変わったこと、家族や信仰のことなど、その人だからこそ書ける詩が溢れている」（選者　詩人トーマ・ヒロコ）。ともに歩んだ時の深さが何気ない日常の言葉となってあなたを静かに包み込む。精神科デイケアスタッフによる座談会「文芸教室のあゆみ　ともに歩んで　時が流れた」収録。
BELIEVE
希望の光り／光の雨／光に向かって／ある ある よく あるそれ／風よ／新しい私／私は両親のひとすじの光／希望という名の幸せ／洗礼／神様がいるから／シスター／私なりに／だから祈りなさい／思いやり／思いの形／病まなければ／感謝／先生のお弁当／ちょっとした親切に感謝／体験／平和を願う

LIFE
生きる／流れ／街／私は頑張らない／言葉／勇気の風／舞台にあがる／仕事／勝則／手芸／この丘を歩／デイケアにくる／心の形／信じる／ある朝の出来事／再び生かされて／今、花咲くように／生きるってすばらしい／雨の音／雨音／新年／桃の節句／身も心も軽くなって／

LOVE
デイケア／仲間／友だちがいれば／恋／恋は桃色／心に雨が降ったなら／あなたへ／さゆき／寮の中で／月日の水／苦しみの後には喜びが／戻りたい／応援歌／銀婚式／涙のあと／洗い物／母に誓う／心・記憶・写／母は心の中に／おやじ／小さき者たち／君の笑顔／逃げ道

選者の言葉 トーマ・ヒロコ

座談会　サマリヤ人病院精神科デイケア
文芸教室のあゆみ
ともに歩んで 時が流れた