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「陰翳礼讃」と日本的なもの 建築と小説の近代

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商品情報

  • 発売日:   2025年03月11日頃
  • 著者/編集:   中村ともえ(著)
  • 出版社:   教育評論社
  • 発行形態:   単行本
  • ページ数:   328p
  • ISBN:   9784866241159

商品説明

内容紹介(出版社より)

更新日:2025年08月15日

内容紹介(JPROより)

小説家としての谷崎潤一郎の名前を超えて、ひろく、長く読まれてきた「陰翳礼讃」-- 陰翳とは何か。それが日本的なものだとはどういうことか。

「陰翳礼讃」は創元選書の表題作になったことを契機に、谷崎潤一郎という小説家の個人的な随筆から、知識階級の読む日本文化論へと進化(グレードアップ)した。「陰翳礼讃」というテキストは、「文化」を謳う一九三〇年代の知的な教養の中に位置づけられたのである。

「陰翳礼讃」は、命題として何が語られているかだけでなく、何事かを語るレトリックそれ自体を読み解くベきテキストである。「陰翳礼讃」で行われているのは、建築を文学を語るための比喩として組織すること、すなわち建築を文学の修辞とすることである。

一九三〇年代、建築界では建築における「日本的なもの」が論じられた。その議論に触発された小説家たちは、建築を媒介にしてそれぞれに思索を展開した。本書で取り上げるのは、そのような思考の痕跡の刻まれたテキストである。本書では、小説家たちが話題にする建築家や建築物、建築論を広義の比喩と見なし、その表現を同時代の文脈の中で読み解く。

谷崎潤一郎、夏目漱石、ブルーノ・タウト、岸田日出刀、堀口捨己、丹下健三、磯崎新、石川淳、黒澤明、伊東忠太、坂口安吾、岡本太郎、前川國男、横山大観、横光利一、下田菊太郎、小林秀雄……

建築と小説という異なる領域の交錯する地点から、日本的なものという主題を捉えなおすこと、本書のねらいはそこにある。本書の独自性は、建築界の議論と小説家のテキストが交錯する範囲を画定し、そこに対象を再配置する点にある。

内容紹介(「BOOK」データベースより)

陰翳とは何か。それが日本的なものだとはどういうことか。建築と小説という異なる領域の交錯する地点から、日本的なものという一九三〇年代の主題を捉えなおす。

目次(「BOOK」データベースより)

「陰翳礼讃」を読み解く/1 タウトと日本の建築、タウトと日本の建築家(桂離宮の弁証法ーブルーノ・タウトの「第三日本」/建築における日本的なものという主題ータウトと日本の建築家たち)/2 フィクションの中の建築家(ブルーノ・タウトと日本の風土ー石川淳『白描』と井上房一郎/美しい日本、戦う日本ー黒澤明のシナリオの中の建築家たち)/3 建築の語り方、「日本」の語り方(喪失と発見ー坂口安吾「日本文化私観」と岡本太郎/富士山という解答ー丹下健三「大東亜建設忠霊神域計画」と横山大観)/4 長編小説の中の建築家(結婚と屋根ー横光利一『旅愁』と建築の日本化/帝国における結婚ー谷崎潤一郎『細雪』と建築家という結び)/「陰翳礼讃」を振り返る

著者情報(「BOOK」データベースより)

中村ともえ(ナカムラトモエ)
1979年、静岡県生まれ。新潟市出身。静岡大学准教授。専門は日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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