グリーフケアとアウトリーチ かなしみを受け入れて生きて行くということ
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商品説明
内容紹介(出版社より)
グリーフケアとは「グリーフを抱えた方々に、心を寄せて、寄り添い、ありのままに受け入れて、その方々が立ち直り、自立し、成長し、そして希望を持つことができるように支援すること」
大切な人や身近な存在を亡くし、深い哀しみの中で苦しむ人にどう向き合うべきか。東日本大震災を経験し、被災者の心のケアにあたり、移動傾聴喫茶「カフェ・デ・モンク」を主宰する金田氏。池田小児童殺傷事件で突然に愛娘を失い、グリーフケアと出会ったことでみずからも救われた経験から、現在はグリーフケアを広める活動をしている本郷氏。ふたりがグリーフケアの本質を語り合う。
著者の2人は、どちらも深いグリーフ(かなしみ)の経験者で、自分と同じような人を救いたいという切実で純粋な動機でグリーフケアの道を歩み始めました。グリーフケアとはなんなのか。またグリーフケアにおけるアウトリーチの重要性についてなど。本書を読めば本当のグリーフケアが理解できるはず。
目次
まえがき
Part1 使命を支えにしてーーー金田諦應
カフェ・デ・モンクとグリーフケア
そして、その時が来る・・・・・・
満天の星空ーー落ちてきた宇宙の真理
読経ボランティア
凍りついた心ーー泣くことができない遺族たち
四十九日追悼行脚ーー崩壊する自己
震災以前の社会
運命の出会い
カフェ・デ・モンクの活動目的
アウトリーチ型傾聴活動
名前の由来と想い
ホッとする場所 カフェ・デ・モンク
厳しい場所にこそ遊び心を
カフェ・デ・モンクの約束事
悲しみの場に留まること
一周忌行脚ーー落ちてきた真理
アウトリーチするグリーフケア
場に仕掛けるーー心を開くツールの活用
病気自慢
一通の手紙 由紀さんの話1
津波にさらわれた息子 由紀さんの話2
離婚、独居、そしてリストカットの日々 由紀さんの話3
「虎徹地蔵」と一枚の絵 由紀さんの話4
五年目の再開 由紀さんの話5
「私の体験を話したい」 由紀さんの話6
聞き続ける傾聴の場
「立ち話」「通りすがりケア」
傾聴はオープンでカジュアルな会話から
傾聴は自分自身を知ること
共感疲労とセルフケア
「私の仕事は神様から与えられた使命」
Part2 再び前を向いて歩き始められるようにーーー本郷由美子
グリーフケアからアウトリーチへ
予期せぬ事件
七色の虹
アメリカからの手紙
私に起きた二つの変化
かなしい思いをしている人に寄り添う一人になりたい
「かなしみ」「悲しみ」「哀しみ」「愛しみ」
グリーフケアとしての「遺志の社会化」
加害者も最初は被害者だったのかもしれない
存在を否定されて育った犯人
憎しみからは何も生まれない
クロノスとカイロスという二つの時間
上智大学グリーフケア研究所に学ぶ
「グリーフケアパートナー歩み」を開設
グリーフケアライブラリーを作りたい
本はグリーフを癒す「魂の薬」
「ひこばえ」は優希との思い出の言葉
「そのひとらしいひこばえ」が芽吹くように
アウトリーチの必要性を広める
グリーフケアとは支援であり、サポートである
グリーフケアとスピリチュアルケア
ピアサポートの有効性
私を救ってくれた「アウトリーチ」
「二・五人称の視点」を持つこと
ケアの対象者に敬意を払う
無力さの自覚から生まれる信頼関係
ケアの繋ぎ役になろう!
本当に大切なものは心の奥にある
Part3 ケアをもっと身近なものにーーー金田諦應・本郷由美子
ケアとは一緒に色をつけていく共創アート
苦しみの連続の人生を共に歩む
悲しみがあるから繋がることができる
相手の気持ちは空気間でつかめる
ケアはライブの即興演奏
答えが落ちてくるのを待つ
ケアをしてあげようと意気込んではいけない
ケアとは一緒に色をつけていく共創アート
私自身が受けたグリーフケア
傾聴はノージャッジメントでホリスティックに
「理解する」ではなく、「感じる」「鏡になる」という感覚
グリーフケアの目的は「問題解決」ではない
癒しの装置としてのお葬式
アウトリーチでケアを知ってもらう
セーフティネットとしてのアウトリーチ
言葉の奥にあるものを読み取る
資格を持っているだけではケアはできない
ケアにはゴールはない
あとがき よりよい伴走者として
更新日:2025年10月10日
内容紹介(JPROより)
大切な人や身近な存在を亡くし、深い哀しみの中で苦しむ人にどう向き合うべきか。東日本大震災を経験した金田氏と、池田小児童殺傷事件で突然に愛娘を失った本郷氏が、自らの体験を通してグリーフケアの本質を語り合う。
「グリーフケア」を検索すると、いくつもの講座がヒットし、中には「初級」「中級」「上級」のようなコースを紹介している団体もあります。しかし本来「悲しみに寄り添う」ことに初級も上級もないはずです。本書の著者2人は、自身が深いグリーフの経験者で、自分と同じような人を救いたいという切実で純粋な動機でグリーフケアの道を歩み始めました。本書では、その2人がグリーフケアについて語ります。グリーフケアとは何なのか。きっと本当のグリーフケアを理解できると思います。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
様々な悲嘆を抱えた人に寄り添い、ありのままを受け入れて、その人が立ち直り、再び希望を持って歩めるように支援するー。それがグリーフケアです。
目次(「BOOK」データベースより)
1 使命を支えにしてーカフェ・デ・モンクとグリーフケア(そして、その時が来る…/満天の星空ー落ちてきた宇宙の真理/読経ボランティア ほか)/2 再び前を向いて歩き始められるようにーグリーフケアからアウトリーチへ(予期せぬ事件/七色の虹/アメリカからの手紙 ほか)/3 ケアをもっと身近なものにーケアとは一緒に色をつけていく共創アート(苦しみの連続の人生を共に歩む/悲しみがあるから繋がることができる/相手の気持ちは空気感でつかめる ほか)
著者情報(「BOOK」データベースより)
金田諦應(カネタタイオウ)
1956年、宮城県生まれ。曹洞宗通大寺住職。駒澤大学仏教学部卒業。同大学院修士課程修了。傾聴移動喫茶「カフェ・デ・モンク」を主宰し、東日本大震災の被災者の心のケアにあたる
本郷由美子(ホンゴウユミコ)
「グリーフパートナー歩み」「下町グリーフサポート響和国」、グリーフケアライブラリー「ひこばえ」各代表。精神対話士、社会福祉士。2001年に大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件で、当時小学校2年生だった愛娘を亡くす。翌年グリーフケアと出会い、心のケア活動を開始。多様なかなしみに寄り添う活動のほか、グリーフケア・グリーフサポートを広める講演や研修、いのちの重さ・大切さを伝える講演や授業を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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