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越境のアーティスト 富山妙子

3,630円(税込) 送料無料

商品情報

  • 発売日:   2025年12月27日頃
  • 著者/編集:   真鍋祐子(監修)
  • 出版社:   皓星社
  • 発行形態:   単行本
  • ページ数:   336p
  • ISBN:   9784774408743

商品説明

内容紹介(JPROより)

アジアの「恨」を呼び覚ます美術家、富山妙子(1921~2021)とは。

今日、パレスチナへの連帯や関東大震災をめぐる国の対応への批判を示すべく、バッシングに晒されながらも発信するアーティスト、特に女性アーティストたちの姿がある。その先駆けとして、傍観者でいることに疑問を持ち続けた富山妙子(1921~2021)という画家がいた。その作品は、油彩・リトグラフ・コラージュ・映像作品など、多彩なメディアに富み、時代も境界も越えて反響していった。

差別意識と分断の溝がより深かった時代、富山を突き動かした感情とは何だったのか? 植民地で育ち、ポストコロニアル批判とフェミニズムの思想に立って、画壇に迎合することなく“魂振りの巫女”として歴史を伝え続けた富山妙子の生涯の功績を追う初めての書。

★ポイント
1代表的な作品を紹介するカラー口絵、年譜、著作一覧を収録。網羅的な画集のない富山の初の論考集。
2富山・執筆者との対談2本を再録。
3富山妙子99年の生涯を、芸術・社会学・ジェンダー学などさまざまな分野の執筆者陣が描き直す壮大な試み。
真鍋祐子 序文 切れて、繋がる「旅芸人」の海へ

第1章 富山妙子とは

徐潤雅 自由と解放を描くーー富山妙子の生涯と芸術

【対談】富山妙子×真鍋祐子 なぜ光州を語り、描き続けるのかーー光州事件三〇周年の年に(再録)

第2章 画家活動のはじまり

徐潤雅 交差するまなざしーー富山妙子と森崎和江の歩みをめぐる試論

金子毅 共振するまなざし・「切れて、繋がる」まなざしーー富山妙子と上野英信の絆

第3章 越境する画家

高際裕哉 富山妙子とラテンアメリカーー植民地主義批判の深化と「火種」としての芸術

古川美佳 富山妙子が立ち続けた場所ーー原風景を描き直す

第4章 越境する作品世界

李美淑 越境する作品、共振する感覚ーー富山妙子とトランスナショナルな連帯

レベッカ・ジェニスン 『帰らぬ少女 タイからきた少女の物語』再考

真鍋祐子 ポストインペリアルの海を漂流するーー九・一一、そして三・一一へ

第5章 アートの現場からみる富山妙子の世界

【対談】富山妙子×小林宏道 日韓アートの交流と市民、文化ーーパブリックアートからの視点と提言(抜粋)

小林宏道 美術家、富山妙子の一九九〇年代以降の軌跡と展開

稲葉真以 海を越えて響く記憶ーー富山妙子と韓国、そして「記憶の海へ」展

真鍋祐子 富山妙子という「バタフライ・エフェクト」--あとがきに代えて

年譜/著作一覧

内容紹介(「BOOK」データベースより)

大連とハルビンで育ち、戦後は日本の戦争責任への自覚を契機に、炭鉱での搾取や韓国軍事政権下の光州民衆抗争、「慰安婦」問題をはじめとした作品群を残してきた富山妙子。無垢な魂を呼び出し癒す鎮魂曲としてのアートは、圧政下では連帯の象徴として伝播し、一方では観る者自身の足元を揺るがす問いかけとなった。また、東日本大震災発生後には原発問題にも目を向けるなど、生涯を通し社会的主題と向き合い続けた。油彩・版画・コラージュ・スライド・文筆など多岐にわたる表現方法は、型を拒み、己の信念に従い無主の海を「越境」し続けた人生を体現するかのよう。女性として、植民者の子として、アジアに生まれた一人の画家として、100年を凝視した富山妙子という人物に迫る。

目次(「BOOK」データベースより)

第1章 富山妙子とは(自由と解放を描くー富山妙子の生涯と芸術/対談 なぜ光州を語り、描き続けるのかー光州事件三〇周年の年に(再録) 富山妙子×真鍋祐子)/第2章 画家活動のはじまり(交差するまなざしー富山妙子と森崎和江の歩みをめぐる試論/共振するまなざし・「切れて、繋がる」まなざしー富山妙子と上野英信の絆)/第3章 越境する画家(富山妙子とラテンアメリカー植民地主義批判の深化と「火種」としての芸術/富山妙子が立ち続けた場所ー原風景を描き直す)/第4章 越境する作品世界(越境する作品、共振する感覚ー富山妙子とトランスナショナルな連帯/『帰らぬ少女 タイからきた少女の物語』再考/ポストインペリアルの海を漂流するー九・一一、そして三・一一へ)/第5章 アートの現場からみる富山妙子の世界(対談 日韓アートの交流と市民、文化ーパブリックアートからの視点と提言(抜粋) 富山妙子×小林宏道/美術家、富山妙子の一九九〇年代以降の軌跡と展開/海を越えて響く記憶ー富山妙子と韓国、そして「記憶の海へ」展/富山妙子という「バタフライ・エフェクト」-あとがきに代えて)

著者情報(「BOOK」データベースより)

真鍋祐子(マナベユウコ)
筑波大学大学院博士課程社会科学研究科修了、博士(社会学)。東京大学東洋文化研究所教授。専攻は東アジア地域研究、社会学。韓国でのシャーマニズム研究をきっかけに、韓国民主化運動をめぐる歴史的動態を「死者」の視点から捉える研究に取り組んできた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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