おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方 (講談社現代新書)
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商品説明
内容紹介(出版社より)
更新日:2026年03月17日
内容紹介(JPROより)
約1分の勾留質問で164日間勾留、検事の作文で作られる供述調書、証拠改竄や捏造……冤罪に巻き込まれた著者がみた驚愕の刑事司法の実態とは
「有罪率99.9%」は、先進国の中では異常なまでの高率です。以前は、検察の優秀さを示す数字であるかのように言われてきましたが、本来なら無罪となるべき事件や、そもそも無実の人たちが、かなりの数、有罪になっていることが指摘されています。
警察、検察、裁判所に対する国民の信頼度は高いと思いますから、皆さんは、「まさか、何もやっていない自分が犯罪者にされるはずはない」と信じているでしょう。
私も、かつてはそうでした。それだけに、検察の強引な取調べ、身に覚えのない罪でも、否認を続けると長期間にわたり拘置所に閉じ込められる「人質司法」、証拠開示になかなか応じようとしない検察の姿勢、あってはならない証拠の改竄という事実に、愕然とさせられたのです。
「はじめに」より
法制審に参加した市民委員5人が戦慄した、抜け穴だらけの刑事司法改革。誰もが信頼できる刑事裁判のために、私たちにはなすべき事がある。取り調べの可視化、人質司法の解消、証拠開示制度・再審制度の見直しで、刑事司法は必ず変わる、必ず良くなる
(執筆協力者)
神津里季生(連合元会長)
松木和道(元三菱商事法務部長)
周防正行(映画監督)
安岡崇志(元日本経済新聞論説委員)
第一部 99.9%は有罪 おどろきの刑事司法
第一章 突然「犯罪者」にされた私の場合
第二章 刑事裁判 歪んだ「ゲームのルール」
第三章 罪を認めよ! さもなくば、すべてを奪う
第四章 「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」
第五章 袴田事件がさらした再審制度の実態
第二部 明日はあなたも「犯罪者」
第六章 痴漢冤罪「それでもボクはやってない」その後
第七章 会社員を犯罪者に仕立て上げるケースが増えている
第三部 私たちの刑事司法改革
第八章 抜け穴だらけの刑事司法改革
第九章 「公平なルール」を作り直す
内容紹介(「BOOK」データベースより)
冤罪や「人質司法」のない「当たり前の刑事裁判」実現のために私たちができること。法制審に参加した市民委員5人が戦慄した、抜け穴だらけの刑事司法改革。誰もが信頼できる刑事裁判のために、私たちにはなすべき事がある。取調べの可視化、「人質司法」の解消、証拠開示制度・再審制度の見直しで、刑事司法は必ず変わる、必ず良くなる。
目次(「BOOK」データベースより)
第一部 九九.九%は有罪 おどろきの刑事司法(突然“犯罪者”にされた私の場合/刑事裁判 歪んだ「ゲームのルール」/罪を認めよ!さもなくば、すべてを奪う/「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」/袴田事件がさらした再審制度の実態)/第二部 明日はあなたも“犯罪者”(痴漢冤罪「それでもボクはやってない」その後/会社員を“犯罪者”に仕立て上げるケースが増えている)/第三部 私たちの刑事司法改革(抜け穴だらけの刑事司法改革/「公平なルール」を作り直す)
著者情報(「BOOK」データベースより)
村木厚子(ムラキアツコ)
元厚生労働事務次官。現在は全国社会福祉協議会会長。1955年高知県生まれ。高知大学卒業後、78年に労働省(現・厚生労働省)入省。障害者政策、女性政策などに携わり、雇用均等・児童家庭局長などを歴任する。2009年の「郵便不正事件」では虚偽有印公文書作成容疑等で逮捕・起訴されるも、2010年9月の裁判で無罪確定、職場復帰。13年、厚生労働事務次官に就任。15年退職。11年6月、法務大臣の諮問機関である法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」委員となり、取調べの可視化を中心に刑事司法制度の改革をの検討に加わるする。しかし、日本の刑事司法の厚い壁に阻まれて、改革は道半ばにでとどまった終わる。任期終了後も、同じく市民委員だった、「連合」元会長の神津里季生氏、映画監督の周防正行氏、元三菱商事法務部長の松木和道氏、元日本経済新聞論説委員の安岡崇志氏と5人で勉強会を継続し、刑事司法改革のための提言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(4件)
- 総合評価
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4.75
ブックスのレビュー(3件)
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「驚くべき人質司法」の実態
- sisonagase
- 投稿日:2026年04月30日
本書は厚労省のキャリア官僚であった著者(冤罪が立証され、復職し事務次官まで担い、その後、法制審の委員として刑事司法の改革に取り組んだ経験を持つ)が、郵便不正事件に権限をもって係ったとして「冤罪」で逮捕、半年にわたって拘留され、その凄まじい警察・検察の扱い、筋書きありきの調書、さらに証拠の隠滅や捏造をしてまで有罪に持って行く手法を告発した書である(取り調べ検察官は、証拠捏造で1年半の有罪判決を受けている)。
旧態依然の「自白を強要」し続ける刑事司法を改革するため、取り調べの可視化、不都合な検察が持つ証拠の開示、再審の在り方などについて、明確な問題点と刑事司法の根の深い体質から、それを法的に「驚くべき刑事司法」を改革していくため、刑事訴訟法の改正を提示している。0人が参考になったと回答
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(無題)
- Telemadang
- 投稿日:2026年03月27日
本書が発売されたタイミングで、本著者が日本経済新聞の「私の履歴書」欄への執筆を続けており、一部内容が重複しているが、どちらも大いに読み応えがある。人質司法や有罪推定という人権無視の状態が一向の改善されないまま放置されている我が国の司法制度には絶望を覚える。
0人が参考になったと回答
-
刑事法の死
- unforgivable sinner
- 投稿日:2026年03月21日
あっという間に読了。
国民が、個々の刑事裁判に対しては、特に量刑に関しては関心が高まっているが、日本の刑事法制に関心は無い。
刑事司法には、国内・国外を問わず批判は多いが、国民の無関心から、刑事司法を生業にする検事、裁判官、官僚、刑事法学者も思考が停止している。
その様子は議事録として公開されており、興味があれば一読いただきたい。議論がわからなくても、会議が破綻している様子は読み取れる。
最近の刑事法学者は、御用学者化が著しく、共謀罪を痛烈に批判した刑事法学者が冷飯を食わされた事例は記憶に新しい。
御用学者も弁護人の立会い権を揶揄して批判しながら、学者仲間に対する批判には全力で擁護する。
刑事司法は、もはや死に体であり、手の施しようが無い。0人が参考になったと回答










