内容紹介（「BOOK」データベースより）

栄華を極めたフロンス帝国の首都パラスに、確実に忍びよる革命の胎動。この熱き潮流を、静なる激情を秘めた野望の人、ジョーゼフ・風生は辺境の地ユーマ村で傍観していた。“何故、風生は動かない？”革命の狂熱に犯された親友・路兵須は、風生の行動に焦燥し幾度となく戦列への参加を促した…。かつてただひとり狂奴の襲撃を撃退したあの勇気と情熱は閉ざされてしまったのか？そして、中央では１５０年ぶりに３部会が召集され、ここに世紀の大革命の幕を開いた。時に幻洋暦１６８９年ー壮大なスケールと大胆な発想で綴る書下し異次元歴史ロマン、感動の聖妖星編完結。