内容紹介（「BOOK」データベースより）

犯罪の準備状態である個人の反社会性の形成と、犯罪行為そのものの発生機構を区別して分析するという立場から犯罪の原因について探究した書。個人と社会環境の両側面に焦点をあてながら、犯罪原因を論じてきた主要な理論をとりあげ、日本の実証研究の成果も含めて丹念に考察を進めていく。

目次（「BOOK」データベースより）

１章　現代日本の犯罪動向ー日本は安全な社会か？／２章　犯罪原因の科学的研究ー犯罪研究はどのように始まったか？／３章　犯罪の社会的要因ー犯罪は環境のせいか？／４章　犯罪の個人要因ー犯罪者には特有の資質や性格があるのか？／５章　犯罪の発達的要因ー何が人を犯罪者に育てるのか？／６章　犯罪原因の統合的理解ー犯罪原因の体系的モデル化は可能か？／７章　さまざまな犯罪者たちー犯罪者のタイプは事件によって違うのか？

著者情報（「BOOK」データベースより）

大渕憲一（オオブチケンイチ）
１９７７年東北大学大学院文学研究科博士課程中退。１９９６年博士（文学）。東北大学大学院文学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）